パパっと作れる「フォー風スープ」
ライスペーパーをほかの料理に活用するとき、特性を生かして“包む”使い方をする人は多いですよね。しかし、このレシピは違います。
【材料】
・ライスペーパー…お好みの量
・即席スープの素…1食分
【作り方】
1)ライスペーパーを麺のように細長くカットし、お湯で戻す
2)即席スープを表示通りに作る
3)1を2に入れたら完成!
即席スープは、中華風でも、卵スープでも、わかめスープでも基本的になんでもOKです。ナンプラーがあるなら、少しだけ垂らすとよりフォー感が増すのでおすすめ。ちなみに、細く切らずにそのまま入れると、ワンタン(の皮)っぽくなりますよ。
ライスペーパーを切ったり、お湯で戻したりするのが面倒なら、手で割いてそのまま入れてもいいかもしれません。パパっと作れるので、二日酔いのときや朝ごはんにもピッタリです。

そのまま揚げれば「せんべい」に
ライスペーパーは、料理の材料のひとつとして使うだけでなく、ライスペーパー単体でもいい仕事をするんです。
「レシピ」とは言えないかもしれませんが、そのまま油で揚げれば「せんべい」に大変身。見た目的には、駄菓子屋さんに置いてあった、サクふわ食感の「えびせん」に似ているかも?
なかには、エビや黒ゴマが練りこんであるライスペーパーもあるので、色んなライスペーパーで試してみてください。
ライスペーパーで衣がはがれない「揚げ出し豆腐」
和食の定番・揚げ出し豆腐は、自宅で作ると衣がはがれて悲惨な状態になることがありますが、ライスペーパーを使えば、その問題も解決!
【材料】(4人分)
・絹ごし豆腐…1丁
・ライスペーパー…4枚
・揚げ油…適量
【作り方】
1)水切りした豆腐を4等分にする
2)クッキングシートの上にライスペーパーを置き、霧吹きなどで水をかけ、柔らかくする
3)ライスペーパーの上に豆腐を乗せ、包む
4)油でカリっとなるまで揚げる
本来、揚げ出し豆腐の衣は片栗粉で作るものですが、まんべんなくつけるために多めに出しますよね。余ったからといって、一旦出した片栗粉を戻すわけにもいきません。ライスペーパーを使えば、そういった心配もないので、無駄を減らす意味でも役立ちます。
重ねるだけ!「ミルフィーユサラダ」
子どもの友だちが遊びに来る、ママ友と自宅ランチをするなど、あまり気張りすぎずに、さりげなく頑張りたいときってありませんか? そんなときにピッタリのレシピを紹介します。
【材料】
・ライスペーパー…5枚
・カットレタス…1袋
・トマト…1個
・きゅうり…1本
・スモークサーモン…100g
【作り方】
1)トマトときゅうりを薄切りにして、水気を切っておく
2)ライスペーパーを水で戻す
3)野菜とサーモンを、ライスペーパーを挟んで交互に乗せていく
※ライスペーパー、野菜、ライスペーパー、サーモン、ライスペーパーとなるように。
あとは、切り分けて食べるだけ。ほかに、スライスしたアボカドなんかも相性は◎。サーモンがなければ、ハムやローストビーフなどのお肉系でも大丈夫です。
生春巻きを作るために買ったものの、そんなに大量に使うわけでもなくまだ残っているという人は少なくないはず。ライスペーパーは、アレンジ次第で様々な料理に化けるので、いろいろとチャレンジしてみてくださいね。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)