春の眠さには自律神経が関係している?
そんな春の睡魔について調べてみたところ、どうやら自律神経が関係していることがわかりました。なんでも冬は、運動などでカラダを動かしているときに働く交感神経が、冬の寒さに刺激されてカラダが活発的になっているそうです。それが冬から春に変わり、徐々に気温があがることで、カラダがゆったりしているときに働く副交感神経のほうが優位に働くようになる。結果、カラダはリラックス状態になり、眠くなるのだとか。
日光を浴びて睡眠のリズムを整えよう
春の睡魔を軽減させるには、眠さを感じたときにお昼寝をしたり、軽いストレッチをしてカラダを動かしたりできるのがベストかもしれません。でも、そんな時間がない人もいるはず。そんなときは、毎日の生活を見直すとよさそうです。
人のカラダには「メラトニン」というホルモンがあり、これは「睡眠ホルモン」とも呼ばれるもの。メラトニンが分泌されることで、自然に眠たくなる仕組みなので、分泌されるサイクルを整えましょう。
メラトニンは朝、太陽光などの光を浴びると分泌が止まり、14~16時間後に再び分泌されるといわれています。ということは、朝起きたらまずは寝室のカーテンを開けて、しっかりと日の光を浴びると◎。そうすることで、シャキッと目覚められると同時に、夜になると眠りやすいカラダになるというわけ。
春のぽかぽか日和で「なんだか眠たいな~」と感じても、それはある意味、仕方のないことかもしれませんが、カラダの仕組みを理解して、少しでも眠くならない習慣づけを始めてみてはいかかがですか?
(文・山手チカコ/考務店)
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