●受け皿に○○を入れて簡単後始末!
まずは魚の脂がたっぷり落ちて、洗うのが大変な受け皿の汚れ対策から。受け皿には汚れを吸い取ったり、固めてくれるものを入れておくと、焼き終わった後のお手入れが楽になります。
受け皿に水とかたくり粉か小麦粉を大さじ3〜4杯入れて溶いたものを入れ、そのまま魚を焼くだけ。焼き終わったら魚を取り出し、充分に冷えるのを待つと、なんと受け皿の水がゼリー状に固まっています!この固まったものを剥がすと、きれいに汚れごと落ちてくてお手入れ楽チン!
ほかにも、日頃コーヒーを飲む人であれば、コーヒーのカスを水の代わりに受け皿に敷けば、魚のニオイを取って、落ちる脂も吸い取ってくれます。魚を焼く前にご飯を準備しておき、米のとぎ汁を受け皿に入れてもOK!コーヒーもお米も毎日は使わないという人は、アルミホイルを敷いて、直接受け皿に油がつかないようにする方法もあります。
また、100均などで売られている「グリルストーン」と呼ばれる砂利のようなアイテムも有効です。石が脂を吸い取ってくれるだけでなく、石自体が遠赤外線を出し、魚を下からも温めてふっくらとした仕上がりになるんだとか。

●網はしっかり空焼きを
大きくて重い受け皿だけでなく、脂や焦げた皮などがこびりつく網もお掃除には厄介な敵。でもこちらも、ちょっとした下準備だけで一気にお手入れが楽になります。
その方法は、魚をのせる前に油か酢を塗って、しっかり空焼きをしておくこと。網が厚くなってから魚をのせると、焦げ付きを防ぐことができます。フライパンもしっかり予熱すれば、汚れがこびりつきにくくなるのと一緒ですね!。それでも汚れがついてしまった場合は中性洗剤をスポンジで網に塗り、5分程度放置すれば簡単に落ちてくれます。
魚焼きグリルは使い終わってからの後始末の大変さが気になって、つい使うのをためらってしまいがちですが、ちょっとした下準備をしておくことで、ほとんど手間なしで片付けられるようになります。家で魚を焼かない派の人も、ぜひ一度チャレンジしてみてください!
(文・姉崎マリオ)