●電池は2種類、さらに容量別も
マキタの掃除機は種類こそ一杯ありますが、実際に機種ごとに異なる要素は3つで、それぞれの組み合わせによって機種が増えている形になります。1つめはバッテリーで、内蔵のニカド電池を使うもの、取り外し可能なリチウムイオン電池を使うものがあります。また、リチウムイオン電池は性能別に7.2V、10.8V、14.4V、18Vとバリエーションがあり、数字が大きくなるほど長時間稼働とパワーが強くなるというメリットがありますが、値段が高くなるのと、重くなるというデメリットもあります。

●紙パックかカプセルか
2つめの違いはゴミの集め方です。紙パックはほかの掃除機と同じですが、カプセル式は掃除して再び使えるカプセル型のフィルターの中にゴミがたまるようになっています。メリットは、カプセル式は繰り返し使えるので、紙パック代がかからないこと。デメリットは定期的にフィルターを掃除してあげる必要があります。紙パック式とサイクロン式の違いとほぼ同じ感じですね。
●トリガーか、ワンタッチか
3つめはスイッチの違い。トリガー式は引き金を引いている間だけ掃除機が動きます。ワンタッチ式は、ONボタン(強弱ボタン)とOFFボタンがあり、一度スイッチを入れてしまえば、OFFボタンを押すまで常に稼働し続けます。電気代を意識するのならトリガー式が良いですが、長時間使うのであれば、トリガーを引きっぱなしにしなくていいワンタッチ式の方が掃除が楽になります。
マキタの掃除機は、ベースが業務用なので吸引力が高く、リチウムイオン電池は工具など、ほかのマキタ製品で相互に使えるという互換性の高さが魅力です。基本の3つの機能の違いを、それぞれどれが自分の使い方に合うか決めておけば、簡単に買うべき機種は絞り込めるので、ラインナップの多さで購入を諦めていた人は、改めて一度検討してみてはいかが?
(文・姉崎マリオ)