捨てるのはちょっとまって!保冷剤は万能アイテムだった

第1972回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
ケーキなどを買った時貰う保冷剤。保冷剤は、水に高吸収性ポリマーと言う化学製品を配合したもの。
高吸収性ポリマーは紙おむつのCMでもお馴染みですね、水を吸収し固めます。

この保冷剤、その性質を活かし、冷やすだけではなく、ご家庭で思いもよらない使い方がいろいろあるんですよ。

捨てるのはちょっとまって!保冷剤は万能アイテムだった

使いみちその1「植物の水やりに」

旅行等で家を何日も空ける、そんな時の水やりに使えます。
常温で中身を取り出し根本に置くだけ。吸水ポリマーから水がゆっくり溶け出し、土を潤してくれます。
花瓶にお花を生ける場合でも使えます。透明な花瓶に透明なジェル、なんかこれからの季節によさそうですね。

使いみちその2「好きな香りで消臭剤に」

高吸収性ポリマーは、市販の消臭剤と同じ成分。表面に小さな凸凹が多数あり、これが消臭剤として働きます。

常温で袋から出し、好きな容器に入れてトイレなどに置くだけで消臭剤として使えます。さらに、お気に入りのアロマオイルを数滴垂らせば、芳香剤にもなります。自分らしい香りで玄関など演出してみては?

三角コーナーや下駄箱、車などで嫌な匂いを防ぐ、という使い方もありますね。表面積を広くした方が効果が高いので広げて使いましょう。

使いみちその3「お風呂の鏡をピカピカに」

鏡の水垢を取ることもできます。保冷剤のジェルを布に付け鏡を拭き、最後に乾拭きすれば鏡が驚くほどきれいになります。蛇口やシンクの水垢にも使えますね。

使いみちその4「虫刺されに」

これからの季節、お弁当を持って外に遊びに行く機会も増えますね。
暑い季節には、お弁当を冷やすのにも使えますし、虫に刺された時は痒みを抑えるのにも使えます。

処分の仕方・万が一の誤飲した時は?

効果が弱まった後の処分の仕方ですが、トイレや下水に流したりせず、「燃えるゴミ」として出して下さい。

あと心配なのがお子さんの誤飲。
保冷剤の業界団体、日本保冷剤工業会のホームページでは、人体や環境に無害な原料から出来ていて、体内に残留することもない、と説明があります。でも、お子さんの手の届かない所に置いておくほうが安心ですね。
(文・嵯峨根きよみ)

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