●家事・育児の分担に不満は集中
ママテナが独自に行ったアンケート「夫の満足度・妻の満足度について」の結果によると、夫に対して言いたいけれど言えない不満を持っている妻は77%という結果に。その不満の内容をランキングで紹介します。
1位:家事分担の偏りについての不満…55.6%
2位:相手の性格に関する不満…48.1%
3位:育児分担に関する不満…47.4%
4位:年収など経済力についての不満…35.4%
5位:コミュニケーションの少なさに関する不満…30.1%
6位:夫婦生活についての不満…27.8%
7位:相手の容姿・外見についての不満…9.8%
8位:浮気や不倫をうかがわせる行動に関しての不満…9.2%

1位は「家事分担の偏りについての不満」が55.6%と過半数以上の支持を集めていました。
いまだに家事をほとんどやらない夫はかなり多いのか、あるいは面倒な家事ばかり押しつけられることが多いのか、家事は平等に分担されていないと感じている妻が非常に多いことがわかります。また、家事分担は夫が「自分の実家ではそうなのだから当たり前」と思っている場合も多く、そういったときにはなかなか不満を言い出せないケースも多いのではないのでしょうか。
2位にランクインしたのが「相手の性格に関する不満」で48.1%。本来相手の性格は結婚前にわかっているはずなのですが、いざ結婚してみると隠れていた良くない部分が見えてきたり、結婚前ではわからなかった夫婦や子育てに対するスタンスが見えてきたりしてしまうもの。かといってそれが本人の生まれ持った性格ならば、言っても改善される見込みがなく、結局不満は言わずじまい…なんてことも多いのかも。
3位は「育児分担に関する不満」で47.6%という結果に。こちらも家事分担同様、夫が偏っているという自覚がないまま、遊ぶのだけが夫で、おむつ替えや寝かしつけなど大変なものは妻任せというケースが多いのかもしれません。
夫に対して言いたいけれど言えない不満、上位はどれも夫が長年染みついてしまった価値観によって、今更言っても変えづらいものが占めているという印象に。特に家事・育児はイクメンなどがもてはやされる中でも、まだまだ妻に負担が集中している家庭が多いと言うことを再認識させられる結果となりました。
(文・姉崎マリオ)