なぜ襟汚れは落ちにくいのか?
ズバリ、襟汚れの正体は「皮脂」。毛穴から出た皮脂が襟の部分は特に擦れる部分のため繊維の奥にまで入り込んでしまうのです。この皮脂をキレイにするにはお湯で洗濯するのがいいのですが、通常洗濯は水を使うため、どんどん汚れが蓄積してしまうというわけ。
家にある意外なもので解決!
この「皮脂」よごれに対抗できる意外なものを紹介します
1.シャンプー
頭の汚れ=皮脂、ということは襟にも有効です。
洗濯前に気になる部分にシャンプーを付け、お湯を使って柔らかい歯ブラシなどでこすった後、洗濯する方法。
2.食器用洗剤
洗剤のウリは「油汚れ」を落とせること。これは皮脂も同じです。
1と同じ方法で使います。
3.クレジングオイル
化粧品も油性ですから、皮脂汚れにも有効です。
汚れの気になる部分に塗って、しばらく置いた後洗い流し、洗濯機へ。
4.ウタマロ石鹸
正攻法ですが、ウタマロ石鹸の威力は皮脂にも発揮されます。柔らかいのでそのまま塗り込み、もみ洗いして洗濯します。
共通のポイントは水ではなくぬるま湯を使う事、水より皮脂汚れに強力にアプローチできます。
ここまでは「攻め」の方法を見てきましたが、そもそも汚れをつきにくくする意外なものを使っての「守り」の方法もご紹介します。
5.ベビーパウダー
あらかじめベビーパウダーを襟元にはたいておくことで、皮脂を吸収させ、繊維への付着を防ぐ方法です。
6.防水スプレー
汗から出る皮脂を防水スプレーで弾いてしまう、という方法です。
洗濯後のシャツに防水スプレーを付けます。
7.すぐに洗濯
汚れてもすぐに洗濯すればキレイになると言われています。
当たり前の話ですが、放置せず可能な限り直ぐ洗濯する、という方法が一番手がかからない方法です。
ご紹介してきた方法、ひと手間かかりますが、このひと手間で、より長く、綺麗な状態でお気に入りのシャツを着れるようになりますよ!
(文・嵯峨根きよみ)