
対処法1●質問返し
「わからないことがあれば人に聞く」ということはもちろん大切なことですが、「自分で考える」というのも、同じくらい大切。
子どもに「なんで?」と聞かれたら、「なんでだと思う?」と聞き返す。こうすることで、子どもが自分で考えるきっかけ作りをしているママは多いようです。
「自分で考える」ことだけでなく、いろいろなことを想像して答えを導き出すことで、発想力を養う意味でも「質問返し」は有効かもしれませんね。
対処法2●子どもと一緒に調べる
子どもに質問されて、「たしかに、どうして○○なんだろう…?」とママ自身も考え込んでしまった経験はありませんか? 冒頭でも触れたように、大人だからといって子どもの質問すべてに答えられるわけではありません。そんな時には、ママも一緒にお勉強!
今の時代、スマホやパソコンでサッと検索すれば正解がわかることも多いものですが、なかには、デジタル機器に慣れさせるのは早いと考えるママも少なくありません。あえて図書館などに行って図鑑や関連書籍で調べれば、ちょっとしたおでかけが出来て気分転換にもなるし、読書好きになってくれる可能性も!?
対処法3●とりあえず答える
忙しい時や疲れが溜まっている時、「なんで?」と聞かれても答える余裕がない…。しかし、子どもの質問を無視することだけは避けているようで、適当でも何かしら答えるようにしているママも多い様子。
たとえば「なんで空は青いの?」と聞かれた時。きちんと答えようとしたら「光のうち波長が短いのは『青い光』で、波長が短いほど散乱されやすく、日中は散乱されやすい『青い光』が強調されて、青く見える」(※あくまで例です)といったように、説明に時間がかかってしまうし、それを聞いて子どもが納得できるかどうかもわかりません。
そのため、「神様が空の色を決める時~」といったように、勝手に物語を作って答えるという意見が散見されました。
なかには、構ってほしくて質問攻めをする子どももいるようなので、そんな時に無視されてしまったら、なおさらショックは大きいもの。たとえ正解でなくても、子どもに向き合って答えてあげることが重要なのかもしれませんね。
このように、さまざまな方法で子どもの質問攻めをやり過ごしているママたち。面倒に感じることもあるかもしれませんが、上手に対応すれば、子どもの好奇心を養うことにもつながりそう! 悩んでいるなら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)