ミーガン・ジー・スタリオンが、米タイム誌による2020年「世界で最も影響力ある100人」に選出された。カーディ・Bとのコラボ曲『WAP』が話題となってるミーガンは、セレーナ・ゴメス、ジェニファー・ハドソン、ガブリエル・ユニオンらと並んで毎年恒例の同リスト入りを果たした。
ミーガンの紹介文でタラジ・P・ヘンソンは「私達が非人間的に扱われることになると思うので黒人女性に『強い』という言葉の烙印を押したくはありませんが、彼女は強さを持ち備えている。脆さの中の強さです」「彼女は、母親、父親、そして祖母と家族の多くを亡くしているにも関わらず、不屈の精神のお手本のように、自らを奮い立たせています」と称賛した。
また日本からは、テニスの大坂なおみ選手と、ジャーナリストの伊藤詩織氏が選出されている。大坂選手は全米オープンの場を使い人種差別問題について訴えたこと、また伊藤氏は性被害を勇敢に告発し、日本において#MeToo運動を広めたことが評価された。
このほか、エンターテイメント界からは、ザ・ウィークエンド、マイケル・B・ジョーダン、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、ビリー・ポーター、タイラー・ペリーなどの名前が挙がっているほか、11月の大統領選のライバル同士であるドナルド・トランプ米大統領とジョー・バイデン米元副大統領もリスト入りを果たしている。
さらに「ブラック・ライヴス・マター」運動の発起人であるアリシア・ガーザ、パトリッセ・カラーズ、オパール・トメティや、F1 レーサーのルイス・ハミルトンなども選出された。
同誌のCEOで編集長のエドワード・フェルゼンタール氏は、こう綴っている。「今年のリストは、たった6か月前に私達が予測したものとは非常に異なるものとなっています」「『タイム100』は、常に世界、そしてそれらを形作る人々を映し出してきました」「彼らの活動は、より健康で、より回復力があり、またサステイナブルで公正な世界へ向けて私達一人一人が影響をもたらせるよう挑戦しているのです」