
「ゲームをやっていい日」と「時間制限」を決める
ネット上の意見を見てみると、多くの家庭では、「ゲームをやっていい日」と「ゲームをやってはいけない日」を分けているようです。「土・日・祝の休日だけ」「月・水・金の一日おき」「毎週○曜日」など、“やりたい時にいつでも”というのは、避けている様子。
また、「ゲームをやっていい日」とあわせて、「時間制限を設ける」との声も散見されました。やはり「一時間」もしくは「二時間」くらいが多いようですが、なかには「勉強した時間×2」というルールを設ける人も。
この方法は、ゲームのし過ぎを抑制するだけでなく、きちんと勉強するきっかけにもなっているので、まさに一石二鳥かもしれませんね。
口出しせず、子どもに管理させる
たとえば、ゲームをするために宿題を後回しにする、夜遅くまでゲームしていて朝起きられないなどがあった時。それも社会勉強と捉えるママやパパは意外と多いようです。
宿題を忘れて先生に叱られるのは子ども自身だし、朝起きられないで不機嫌になるのも自分のせい。よっぽど健康上、教育上の悪影響がある場合などは別ですが、基本的には口出ししないという方針の家庭も少なくない印象です。
また、「自己責任」というのは、ゲームの片付けに関しても同様で、「おもちゃが出しっぱなしになっていたら没収」とルールを決めているならゲームも没収するなど、厳しく対応するママの声もチラホラ。外に持ち出してなくした、壊したという場合も、すぐに新しいものを買い与えずにしばらく様子を見ることで、大切に扱うことを学ぶとの意見もありました。
ルールを設けない家庭も少なくない!?
一方で、「特にルールは決めていない」という人も少なくないようです。その理由としては、以下のようなものが見受けられました。
【ルールを設けない理由】
1)ルールを決めても守らない子どもは多い
2)子どもがルールを守らないと親がイライラする
3)ルールを決めると、守らなかった時の「罰」も考えないといけない
それぞれの家庭で教育方針が異なるため、子どもにゲームをさせるか否かについては賛否両論ありますが、子どもにとっては「学校で話についていけない」などの悩みも…。
今回紹介したルールはあくまでも一例です。そもそもルールを決めるかどうかも含め、それぞれの家庭に合った答えを見つけてくださいね。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)