【ママの悩み】ほかの子のおもちゃを横取りする子どもへの接し方

第1963回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
生後半年を過ぎたころから、積み木やパズル、ままごとなど、だんだんとおもちゃを使って遊び始める子どもたち。この時期、自宅だけでなく、商業施設のキッズスペースや子育て支援センターなども利用するようになってきますよね。

こうした場所に行くことは、ママにとっての息抜きや情報交換にもなるし、子どもにとってもほかの子どもたちと遊ぶいい機会ですが、時にはトラブルになることも…。その一例といえば、「おもちゃの奪い合い」。もしも自分の子どもがほかのお友だちが遊んでいるおもちゃを奪ってしまったら、どう対応していますか? 今回は、ネット上の先輩ママの声を集めてみました。

【ママの悩み】ほかの子のおもちゃを横取りする子どもへの接し方

「おもちゃを横取りする子ども」に悩むママは多い

育児の相談などができるネット掲示板にも、同様の悩みを抱えるママの投稿が散見され、なかでも「1歳児ママ」からの質問・相談が多い印象です。

それらの投稿には、さまざまな意見が寄せられていて、多くのママは「うちの子も同じ(だった)」と、「子どもがおもちゃを横取りしてしまう」という状況に共感している様子。

「まったく同じおもちゃだったとしても、なぜか誰かが使っているほうを使いたがる」、「お友だちから奪ったおもちゃを取り上げるとギャン泣き」など、ママたちの実体験もチラホラ見受けられます。

では、こうした経験を踏まえ、世のママたちはどう対応してきたのでしょうか?

「やさしく注意派」と「厳しく接する派」

1歳の子どもに注意しても理解できないとは思いながらも、「お友だちが遊んでいるんだから、後にしよう」「順番だよ」「無理に取ったらお友だちが悲しむよ」など、根気強く、やさしく注意し続けるというママは多いよう。

しかし一方で、そうした行動にイライラするとの意見も…。言い方は大げさかもしれませんが、おもちゃを取られたお友だちはいわば“被害者”。被害を被っている人がいるのに、やさしく言い聞かせるだけでは、甘すぎるということのようです。

まだ言葉を理解できないのは仕方がないことですが、「手をぴしゃっと叩く」「おもちゃを奪った時点ですぐ帰宅」「次の日はおでかけなし」など厳しくするとの意見も少なくありません。

場所を変えるのも有効?

また、「そもそもほかの子がいるようなところにばかり行かなくていいのでは?」との意見も。

ママは、「子どもがおもちゃを奪わないかどうか、常に見張っていなければならないストレス」、子どもは「わざとそうしているわけではないのに叱られるストレス」、それぞれがストレスを感じるような場所にわざわざ行く必要はないというのが、理由のようです。

実際、そうしたストレスを感じたくないため、「近所の小さい公園で、2人で遊ぶ」などのコメントもありました。

自分のおもちゃなのか、そうでないのかがわかっていなかったり、自分の気持ちを言葉や態度でうまく表現できなかったり、幼いうちは少々乱暴な行動に出ることもあるでしょう。しかし、成長していくにつれて、きっと学んでいくはずです。自分の家庭では、どんな方針で子育てをしていくのか、今一度考えなおしてみれば、何かヒントが見えてくるかもしれませんよ。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)

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