1●子どもの自然な姿を撮影する
多くの場合、「写真を撮るよ」と宣言してから撮影しますよね。カメラに向かってピースサインもかわいいものですが、変顔をしたり、笑顔がぎこちなくなったり、カメラを意識しすぎて表情がかたくなってしまうことも少なくありません。
あえて何も言わずにシャッターを切ることで、遊んでいる時の真剣な表情など、より自然な表情を写すことができますよ。

2●子どもの目線の高さに合わせる
ママやパパが子どもの写真を撮る時、その多くは上から子どもを見下ろすような形になります。
身長のことを考えればそうなってしまうのも当然だし、たとえば足に絡みついて駄々をこねる姿を撮りたい時には大人の目線のほうが臨場感はあるのですが、しゃがんで目線を子どもに合わせるだけで、いつもと違う雰囲気の写真に仕上がります!
3●“かわいい”ポイントをアップで
写真を撮影する時、頭からつま先まで全身を写そうと考えてしまいがちですが、あえてアップにするのも◎。
たとえば寝顔なら顔だけアップにすることで、子どもならではのきめ細やかな肌や柔らかい髪、長いまつげなどが際立つので、おすすめです。また、赤ちゃんの場合は顔や寝相ではなく、ぷっくりとした手を写すのもいいですよね。
4●背景を広くする
子どもの写真を撮る時は、どうしても子どもにフォーカスしがち。子どもを撮りたいのだから、その気持ちもわかるのですが、海や川、山、芝生の公園など自然いっぱいの場所なら背景を広く写すと、どんな場所で何をして遊んでいた時にこの表情になったのか、状況がわかりやすくなり、季節感もプラスされるので、後から見返した時にも思い出を語りやすくなります。
5●連写
じっとしてほしいと思っても、子どもたちはなかなか止まってくれません。また、ブランコに乗っている時やシャボン玉で遊んでいる時、水遊びしている時など、被写体に動きが伴うこともありますよね。
そんな時は、連写でたくさん撮ってから、後でよかった写真を選ぶというのもひとつの方法ですよ。
だんだん暖かくなってきて、これからおでかけする機会も増えていくことでしょう。無理に上手に撮ろうとしなくても、ちょっとの工夫で出来栄えは変わります。ぜひ試してみてください♪
(文・山手チカコ/考務店)