小さいものはフライパンで!
プリンや茶碗蒸しなど、小さくてあまり高さのないものを蒸すなら、普段使っているフライパンとフタがあればOK。フライパンに3cm程度の高さまでお水を入れ、蒸気が上がってきたら蒸したいものを入れて、フライパンのフタやアルミホイルをかぶせて弱火にすれば、あとは蒸し上がるのを待つだけです。
深めの鍋はいろいろな組み合わせで使える
深めの鍋があるなら、キッチンにあるいろいろなものを組み合わせて、蒸し料理を作れます。まずは鍋に3cm程度の水を入れ、高さが数cmほどの土台となる容器を置き、さらにその上に蒸したいものを置いた浅いお皿などをのせてフタをして蒸します。
取っ手付きのザルも鍋と組み合わせれば簡単に蒸し器に。取っ手を鍋の縁に引っかけるようにして、ザルの中に食材を入れてフタをして蒸すだけ。ザルが小さくて取っ手が鍋に引っかからない場合は、菜箸を鍋にのせて、菜箸に取っ手を引っかけるようにすればOK。野菜などを大量に蒸すならこの方法が楽チンです。
鍋の種類もある程度深さがあればいろいろなものが使えますが、中でもオススメは土鍋。土鍋は熱を逃がしにくいので、加熱したあとに余熱でじっくり蒸し上げると、野菜は中までほくほくに!
一番手軽な電子レンジ
最も手軽に蒸し料理を作るなら、電子レンジを使った方法が簡単です。耐熱の保存袋やシリコンケースに水を少量入れて、蒸したい食材を入れてチンすれば短時間で手軽に電子レンジで蒸し料理を作れます。電子レンジで蒸し料理を作る専用シリコンケースも安価に販売されているので、そういったものを使うのも良さそう。
オーブン機能付きの電子レンジなら天板に多めに水を張り、アルミホイルでフタをしたココットなどに食材を入れて焼き上げれば本格的な蒸し焼きを作ることもできますよ。
身近にあるものでも簡単に蒸し料理を作る方法がたくさんあります。たまたま見つけたレシピが蒸し器を必要としていた場合など、これらの代替方法で一度試してみて、気に入ったら本格的な蒸し器を購入するというのも良いかもしれませんね。
(文・姉崎マリオ)