妊娠初期(妊娠4週~15週)にみられるつわりの症状は個人差が大きいですが、つわりがきつくてストレスを感じているママは多いようです。つわりの症状、つわりを軽減する方法、つわりが強い場合の対処の仕方をお伝えします。
妊娠初期にみられるつわりの症状
つわりの症状はさまざまで個人差が大きいといえます。吐き気、嘔吐、唾液量の増加、全身倦怠感、頭痛、眠気、食欲不振、嗜好の変化、臭覚や感受性の亢進などの不快な症状があります。症状は一過性で、早朝の空腹時に出現することが多いといわれています。
つわりの症状を軽減する方法
妊娠初期は、ホルモンバランスの変化などにより身体的にも精神的にも変化が大きい時期といえます。つわりがきつくて気分が優れず、ストレスに感じる人もいるでしょう。そんなつわりを少しでも軽減できるヒントを紹介します。
■食事
食事がとれないことで赤ちゃんへの影響を気にする人もいるかもしれませんが、つわりの症状や食事がとれないことが赤ちゃんに影響をおよぼすことはないといわれています。吐き気や嘔吐がひどくて食事がとれない場合がありますが、食べられる時に好きな物を食べるようにしましょう。あっさりして水分が多いものがおすすめです。
空腹時に吐き気が出現しやすいため、2~3時間毎に少量ずつ分けて食べるように工夫することもポイントです。外出時などは空腹を避けるように注意しましょう。朝、空腹時につわりがひどくなる時は、夜中でも食べられるように枕元にナッツ類やクッキーなどの軽食を準備することもおすすめです。食べた後は20~30分安静にしてから起き上がるなど身体を動かす時の工夫も必要です。
ビタミンB6は吐き気や嘔吐を緩和するといわれています。ビタミンB6が多く含まれている食品は、バナナ、プルーン、玄米、きな粉、鶏肉、チーズ、ヨーグルトなどになります。また、柑橘類、酢の物、トマトなど、酸味があるものも食べやすいのでおすすめです。
■環境
強い匂いは気分が悪くなる原因になるため、強い芳香剤などは避けて適宜換気しましょう。高温多湿、騒音、緊張する作業なども避けるようにしましょう。
■気分転換
吐き気や嘔吐が辛い時は、横になって体を休めてリラックスすることが一番です。体調がよい時は気分を紛らわせるために軽い散歩してみたり、読書や音楽鑑賞などの趣味で気分転換し、自分に合ったストレス解消方法をみつけましょう。
■無理せず周囲の人のサポートを受ける
家事や仕事では無理せず、周りの人に頼ることも必要です。仕事している妊婦は職場の上司に妊娠を報告することで、サポートしてもらえるでしょう。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)