誰でも美味しい煮卵を作れる!作り方とアレンジのコツ特集!

第9回 今よみたい!ママテナピックアップ
煮卵は多くの人が食べたことがある定番料理の一つです。でも、実際に作るとなると黄身が固くなりすぎたり、味があまり染み込んでいなかったりと、失敗した経験がある人も多いのではないでしょうか。実は煮卵を作るにはちょっとしたコツがあって、それさえつかめば味のバリエーションもつけやすく、簡単なものから少し変わったものまでアレンジも豊富です。ここでは、煮卵の作り方のコツとアレンジの仕方を、実例を交えて紹介します。

煮卵の基本的な作り方

基本の煮卵を作るのに必要な材料は、卵(2個)、しょうゆ(大さじ2)、みりん(大さじ1/2)です。作り方はまず、鍋に卵を入れ、卵がかぶるくらいの水を注ぎ、火をつけます。沸騰してきたら火を弱め、ときどき卵を転がしながら5分ほどゆでましょう。5分経ったら鍋から卵を取り出し、流水につけながら殻をむいてください。次に、ビニール袋に分量のしょうゆとみりん、ゆでて殻をむいた卵を入れ、10分~一晩冷蔵庫に置きます。最後に、漬け汁と卵を鍋に取出し、中火で汁を絡めるように煮れば煮卵の完成です。

半熟具合をうまく出す煮卵作りのコツ

煮卵は黄身の部分の半熟具合が持ち味です。黄身を半熟に仕上げるには3つのコツがあります。基本の作り方で失敗してしまった人も、初めて煮卵を作ろうと考えている人も、この3つのコツをマスターすることでとろとろの半熟卵を作ることができるでしょう。煮卵を作る手順は簡単なため、半熟卵さえ上手に作れるようになれば煮卵はほとんど成功したようなものです。ぜひ卵のゆで方をしっかりマスターしましょう。

ゆで時間や冷やす時間を守る

煮卵を上手に半熟に仕上げるには、ゆで時間(5分半~6分)と冷やす時間(3分)を守るのが鉄則です。ゆで時間は使用する卵のサイズや温度で微妙に変わるため、一度成功したらいつも同じ条件でゆでるといいでしょう。そして、煮卵は黄身の半熟具合だけでなく、そのあとの漬け込みや煮る工程では白身がしっかりと固まっていることも重要です。卵の中の状態を知るのは難しいものの、ゆで時間や使用する卵の状態、水の量など、卵をゆでる時の条件をいつも同じにすることで失敗が少なくなるでしょう。

ゆでたらすぐに氷水につける

煮卵を作る際には卵への火の入り方を一定にするために、冷やす過程も重要です。流水で冷やしてもいいですが、できれば氷水で一気に冷やすといいでしょう。卵の白身は58℃から固まり始め、80℃に達すると完全に固まります。一方、黄身の部分は65~70℃と白身よりも低い温度で固まってしまうため、卵をゆでた後そのまま放置しておくと余熱でどんどん固まってしまいます。ですから、卵をゆで始めたら氷水を準備して、ゆであがった卵を一気に冷やせるように準備しておきましょう。表面の温度が下がったと思っても、卵の中心部の温度はまだまだ高いこともあるので油断は大敵です。