炊飯器の保温時間 どのくらいまでOK?
恐る恐る炊飯器の蓋を開けてみると、全体的に少し色が黄味がかっており乾燥はしているものの、食べてみると特に怪しい味はせず。もったいないので、すぐにラップで包んで冷凍しました(いつかチャーハン用に…)。
家庭の衛生環境や調理環境によるところもあるけれど、一般的な炊飯器の保温機能で、大体何時間くらいまで保温しても問題ないのだろう?
気になって調べてみると、メーカーによっては12時間まで、30時間までなど、保温限界時間にはバラつきがある様子。
ちなみに、炊飯器の保温温度についてもメーカーによって多少ばらつきがあるものの、おおむね60~70度くらい。この高温によって、すぐに腐るということはないものの、だんだんと米からは水分が抜けていきパサパサに。
結局、●時間と明確な保温時間は一概には言えない模様。味とニオイで判断するしかないようですが、12時間を超えたら注意したほうが良さそうです。

炊飯器の保温と合わせて気を付けたい予約炊飯
調べているなかで、もうひとつ、保温時間と合わせて気を付けたいポイントがありました。
それは、夏場の予約炊飯。
夏場は水の温度が高温になりやすく、雑菌が繁殖しやすいのだそう。朝にセットして炊飯が始まるまで数時間のうちに雑菌が繁殖し、炊きあがったら何だか臭いご飯に…ということも起こり得るのだそう。
なるべくこういった事態を防ぐためには、雑菌の繁殖の餌になってしまう米のぬかをよく洗いおとしておくことや、予約時に氷などを入れ、炊飯が始まるまでの水温を下げておくなどをすると良いようです。
特に湿度のあがる6月以降は、食中毒も増える時期。健康を害さないよう、もったいないからと無理して食べるのは禁物。保温を過信せず、食べきれない分は冷凍庫にしまって、電子レンジで解凍していただきましょう。
(文・団子坂ゆみ/考務店)