両者の違いは殺菌力と発泡力?
気になって、帰宅後ネットで検索。すると、それぞれ微妙に特徴が異なるらしい。
具体的には、塩素系はおもに次亜塩素酸ナトリウムというものを原料としていて、殺菌力が強く冷たい水でも使えるのが特徴とのこと。
対し、酸素系はおもに過炭酸ナトリウムを主成分としていて、発泡力が強く、その力で汚れを剥がしてくれる作用があるのだろう。ゆえに、汚れの落ち加減がわかりやすく、漂白剤特有のイヤなニオイはないのだとか。
前者、塩素系漂白剤の代表的な商品例は「洗たく槽カビキラー」、酸素系漂白剤クリーナーの代表的な商品例は「オキシクリーン」等です。
洗濯機の掃除で塩素系と酸素系はどう使い分ける?
それぞれ汚れが落ちるのなら、どちらを使っても良いのかといえば、どうやらそうではないらしい。殺菌力は塩素系クリーナーの方が上であることから、半年に1回位のペースで掃除をする場合は、塩素系がオススメとのこと。もっとこまめに掃除をする場合は、衣類へのダメージが少ない酸素系クリーナー単体だけでも充分キレイにすることができます。
注意すべき点は、酸素系の場合は温かい温度で成分が活発化するため、お湯で清掃する必要があるということ。お風呂の残り湯を直接汲み上げられる環境が整っている人は、洗濯槽も掃除しやすいかもしれませんね。
また、酸素系は洗濯槽内部にこびりついた汚れがプワプワと浮かび上がってくることから、掃除が大変であり、その汚れが排水口に詰まってしまうと故障にもつながってしまいます。ドラム型の場合、使用できないモデルもあるようです。
洗濯機の説明書を改めて読んでみると、うちの洗濯機には問題なく、両方の漂白剤が利用できました。掃除を始める前に、まずは説明書をチェックしてみましょう。
(文・団子坂ゆみ/考務店)
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