園ママたちはどうして仲良くなれるの? その理由は

第2312回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
幼稚園で送り迎えをしていると、会話が弾んでとても仲の良さそうな園ママたちの姿がよく見受けられます。ちょっと聞こえてくる会話内容は、一緒に買い物に行ったり、お出かけしたりととても親しそう。でもママのなかには、「自分はそんなお誘いを受けるようなママ友はいないのに、どうして仲良くなれるの?」と疑問に思うこともあるはず。そこで、園ママたちのつながりの理由や会話内容について調べました。

入園前から関係構築は始まっている?

幼稚園の入園時、すべての人たちが初顔合わせで関係構築を始めているわけではありません。幼稚園によってはプレ保育があって、2歳児から受け入れをしていたりするので、その時点で既に顔見知りの人たちもいるようです。


プレ保育がないところでも、子どもを遊ばせる公園が同じことからママ友になった人たちは、「幼稚園をどこにするか」、「入園手続きはどうしたらいいか」などの情報共有をしたいために、自然とよく会話をする間柄になっていることも多いんだとか。


他にも小児科が一緒で顔見知りだったりすると、小児科の長い待ち時間の間に会話をしていたり、最近では幼稚園に入る前から習い事をさせている家庭も多いので、共通の習い事で入園前から仲良くなっているというケースもあるようです。

園ママたちはどうして仲良くなれるの? その理由は

意外と人間関係は希薄な場合も多い

一見仲良くグループになり談笑しているママたちも、実際に話している内容は当たり障りのないもので、あいさつの延長というだけという人も多いといいます。親しい関係になりプライベートで家に招待しあったり、お出かけしたりしている人はほんの一部で、本当はあいさつついでの立ち話をしているだけなのに、外から見ると仲が良さそうに見えているというケースもたたあるようです。


育児のための情報交換を積極的にしているママもいるようですが、子どもの育ち方は千差万別のため、参考程度の意見しか聞けなかったり、参考にすらならないと思っていたりと、結局はあまり意味のない立ち話をしているだけと、吐露するママの声もありました。

たまたま気が合ったり、ひとりで行動するのが苦手という人同士は早くから仲良しグループを作って行動しているようですが、そうでない人はある程度距離感を持っている人も多いようです。周囲の園ママたちがとても仲良さそうに見えても、実際に仲のいいのはほんの一握りと考え、自分がその中に入っていなくても、あまり気にする必要はないかもしれません。
(文・姉崎マリオ)

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