
洗い方は「洗濯表示」で確認!
普通の洋服と同じように、レインコートも素材などがバラバラ。そのため、レインコートにも洗濯表示が付いています。
まずは洗濯表示を見て、洗濯機で洗えるのか、手洗いしなければいけないのかを確認しましょう。またタグにある注意書きには使える洗剤なども記載されているので、洗濯表示の確認は基本的なことですが大事なことなのだとか。
洗濯機で洗える場合
レインコートを洗濯機で洗う際、生地が傷んだり、破れてしまったりすることもあります。ファスナーやボタンをきちんと閉め、洗濯ネットに2~3回ほど折りたたんで入れて洗うことで、そのリスクを最小限に抑えられますよ。洗濯コースは、手洗いコースなど比較的やさしめにするとより安心かもしれません。
洗いの次は脱水。レインコートは長く脱水してしまうとしわの原因になりやすいので、おおまかに水を落とす程度でOK。脱水時間は短めがおすすめです。
ちなみに、脱水でも注意点がひとつ。通気性があまりよくないビニールやゴムなどの素材の場合、脱水しても水が抜けにくく、洗濯機が故障してしまうことも…。そのため洗濯機での洗濯ができる表示になっていても、手洗いが向いていることもあるので、要注意です!
手洗いの場合
洗濯表示を確認して、手洗いをしなければいけない時は、洗剤を10倍程度に薄めたぬるま湯で洗うといいのだそう。
洗い方のコツとしては、あまり強くこすると撥水加工が落ちてしまったり、破れてしまったりするので、前後左右にやさしく振りながら洗う「振り洗い」、レインコートを水に浮かせて両手で寄せたり広げたりを繰り返す「アコーディオン洗い」がおすすめです。
洗剤が付着したままだと傷んでしまうので、しっかりとすすいで、軽く水を落としてそのまま干せば洗濯完了!
ちなみに、レインコートは紫外線を浴びると撥水加工が落ち、生地を傷めることもあるので、陰干しがいいといわれています。
雨が多いから、レインコートの出番も増える。だからこそしっかりケアをして、気持ちよく使いたいですね。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)