3割以上は「貯金・預金」
夏のボーナスの使い道については、「第29回 Ponta消費意識調査 2018年6月」(N=3000、「Pontaリサーチ」調べ)が参考になりそう。
Q.夏のボーナスの使い道を教えてください(複数回答、TOP5まで)
1位:貯金・預金…36.4%
2位:旅行(宿泊を伴うもの)…12.4%
3位:特にない…6.3%
4位:外食(食堂・れしとらん、和・洋・中ほか専門店)…5.4%
5位:衣服…4.2%
たまにしか入らないまとまったお金。パーッと贅沢に使うのかと思いきや、「貯金・預金」がダントツ。ちなみに、「貯金・預金」が1位になるのは5年連続で、意外と堅実派が多いのかも。
2位の「旅行」に関しては、昨年は8.9%でしたが、わずかにアップして12%を超えています。3位には「特にない」がランクインしていて、まだ使い道が決まっていない人もいるよう。しかし4位「外食」、5位「衣服」ともに「旅行」同様、昨年よりもわずかではありますが多い結果に。冒頭でも触れた、「今年の夏のボーナスは増加傾向にある」というのが、同調査の結果にも表れているのかもしれませんね。

「将来」や「老後」のため?
圧倒的大差で1位になった「貯金・預金」ですが、その目的は何なのでしょう?
Q.「貯金・預金」の用途を教えてください(複数回答)
1位:将来の消費への備え(住宅購入、子供の学費など)…55.2%
2位:老後の生活への備え…53.7%
3位:収入の変化への備え…28.4%
4位:病気や災害への備え…19.3%
1位「将来の消費への備え」と2位「老後の生活への備え」はいずれも50%越えで、僅差の戦いに。
ちなみに、年代別で見てみると、20~30代は「将来の消費への備え」が65%を超えており、40代は「将来の消費への備え」と「老後の生活への備え」がいずれも50%強で同じくらいでした。また50~60代では、「老後の生活への備え」が8割前後も占めています。
具体的には言えないけれど、将来や老後への漠然とした不安ってありますよね。“何か起きた時”のために、堅実に貯金しておくのは賢い選択なのかも。
とはいえ、たまのボーナスくらいは、いつも頑張っている自分やパートナー、子どもたちを労うために使ってもいいかもしれませんね。
(文・山手チカコ/考務店)
出典:「第29回 Ponta消費意識調査 2018年6月」