
帽子の中に入れる保冷剤
今、キャン★ドゥ好きな人たちの間で、じわりブームになりつつあるのが、「保冷剤 ヘッド用」(株式会社カリンピア、税込108円)という商品。保冷剤といえば、食品が傷むのを防ぐために使うことが多いものですが、これは人間が使うことを想定した商品なのです。
使い方はとっても簡単で、冷凍庫で3時間以上冷やすだけ。従来の保冷剤と何ら変わりはないように感じますが、この商品が注目されている理由は、「かたくならない」こと。
冷やした保冷剤を布で包み、帽子の中に入れて使います。頭は直射日光を受けやすい部位だから、帽子をかぶって対策する人は多いもの。しかし、帽子で蒸れてしまったり、帽子の中に熱がこもってしまったり…。そんな悩みを解決してくれるのが、「保冷剤 ヘッド用」というワケです。
「かたくならない」はずが…
どんな商品なのかがわかったところで、やっぱり気になるのは使い心地。さっそく購入し、実際に使い心地を検証してみました。
まずは、裏面に記載の「ご使用方法」通りに、3時間以上冷凍庫に入れて冷やします。翌日取り出してみると、拭えない「あれ、思ってたのと違う…」感。
従来の保冷剤のようにカチンコチンにはならないものの、正直、「結構かたい」と感じました。そのため、帽子の中でも頭の形にフィットしてくれず、“カッパのお皿”のような状態に…。頭の形にフィットしないということは保冷剤に当たる部分も少なくなるので、つむじだけがひんやりしているといったイメージです。
たしかに、「3時間以上」となっていたから、いくらでも冷凍庫に入れておいて大丈夫と思い、10時間くらい冷やしてしまったのは事実ですが、「それにしても…」というのがホンネ…。
個人的に、帽子の中に入れるという本来の使い方はあまりおすすめできませんが、ママ目線で考えると、ベビーカーや抱っこヒモを使う時にはピッタリかも。
「思ったよりかたい」とはいうものの、従来の保冷剤に比べればやわらかく、大きすぎず小さすぎずサイズ的にも使いやすい! 気になる方はぜひ試してみてくださいね。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)