顔用マッサージクリームの選び方

顔用のマッサージクリームにも様々な種類があり、それぞれ配合成分が異なります。自分の肌質に合わない成分が入ったクリームは、トラブルの原因になる可能性もあり注意が必要です。
マッサージを続けていくためには、成分はもちろん香りの好みや使用感、価格も見過ごせません。顔用マッサージクリームを選ぶポイントを見ていきましょう。
肌悩みに合った成分を選ぶ
マッサージクリームの配合成分は、必ずチェックしたいポイントです。成分によっては肌荒れを起こしたり、期待していた効果が得られなかったりします。自分の肌質や肌の悩みに合う成分かどうかを、しっかりと確かめましょう。
乾燥が気になる人にはヒアルロン酸・コラーゲンなどの保湿成分や、シアバター・ホホバ種子油などのオイル成分が入ったマッサージクリームが適しています。
脂性肌の人は、オイル分が含まれていないクリームの方が使いやすいでしょう。敏感肌の人は香料や着色料などを使っていない、低刺激処方を選びましょう。
香りや使用感で選ぶ
マッサージには、癒しの側面もあります。好きな香りのマッサージクリームを選べば、スキンケアしながらリラックス気分も味わえて一石二鳥です。
さわやかなシトラス系、甘く上品なフローラル系、エキゾチックなオリエンタル系など、様々な系統の香りがあるので、好みや気分に合わせて選びましょう。香りが苦手な人や肌が敏感な人には、無香料タイプもおすすめです。
また、マッサージクリームは肌への摩擦を軽減する役割も持っています。固くて肌に伸ばしにくかったり、サラサラですぐに浸透してしまったりするようでは、上手くマッサージができません。
暑い夏にしっとりとした感触のクリームを使うと、べたついて不快になることもあります。季節や自分の肌の状態に合わせて、使いやすいテクスチャーを選びましょう。
価格で選ぶ
マッサージは続けることが大切です。マッサージクリームも、1度だけではなく続けて購入していくことになるでしょう。
無理に高価なアイテムを買って続かなくなるよりも、購入しやすい価格のアイテムを選び、長く使う方がマッサージの効果を実感できるはずです。
マッサージクリームの価格は安いもので数百円、高いものでは数万円と幅があります。ドラッグストアで買えるプチプラアイテムなら、毎日惜しげなく使えるでしょう。週末だけは高級なデパコスアイテムを使って、リッチな気分を味わうのもおすすめです。
高級感のあるデパコスマッサージクリーム

デパコスのマッサージクリームは高価ですが、価格に見合う特別な美肌成分や香り、濃厚な使用感を堪能できます。
パッケージも高級感があり、手に取るたびに気分が盛り上がりそうです。おすすめのデパコスマッサージクリームを3点紹介します。
コスメデコルテ「AQ マッサージクリーム」
ゆるんだ肌のハリや弾力を取り戻したいときに使いたい、リッチな感触のマッサージクリームです。
さくらんぼ1粒くらいの量で、顔全体をマッサージできます。専用のスパチュラ付きで、清潔に使えるのもポイントです。使用頻度は週に2~3回でよいので、忙しいママも続けやすいでしょう。
ポーラB.A「B.Aマッサージクリーム」
ポーラ最高峰のエイジングケアシリーズ「B.A(ビーエー)」のマッサージクリームです。
クレンジングと洗顔が終わった後に使用するもので濃密なクリームが肌にしっかりと密着し、マッサージ効果を高めてくれます。
フローラルウッディの香りに包まれて、気持ちよくマッサージできそうなクリームです。
クレ・ド・ポー ボーテ「クレームドマッサージュs」
クレ・ド・ポー ボーテの「クレームドマッサージュs」には肌のキメを整えてなめらかに導く作用があり、朝のメイク前にもおすすめです。
基本のスキンケアの後に使用すると、メイクのノリがよくなります。マッサージの後はティッシュで優しく拭き取り、乳液を付けてからメイクしましょう。
コスパ抜群のプチプラマッサージクリーム

プチプラのマッサージクリームは、値段を気にせずたっぷりと使えるのがメリットです。コスパの高いおすすめアイテムを3点紹介します。
ちふれ「マッサージ クリーム」
ちふれのマッサージクリームは肌にスルスルと伸びる、なめらかな使用感が特徴です。
保湿成分のヒアルロン酸やトレハロースを配合している一方、香料や着色料は使っていません。肌の乾燥にお悩みの人はチェックしてみましょう。
使い方は、夜、メイクを落とした後や洗顔の後に使えばOKです。
資生堂「ドルックス マッサージクリームN」
シンプルな瓶とレトロなマークが印象的な、資生堂ドルックスシリーズのマッサージクリームです。
軽くなめらかな使用感で肌によく伸び、マッサージ後はしっとり感が続きます。リラックスできるフローラル系の香り付きです。
ウテナ「モイスチャーコールドクリーム」
コールドクリームとは、クレンジングやマッサージに使用する油性クリームのことです。ウテナの「モイスチャーコールドクリーム」はとろりとした質感で、メイクや毛穴の汚れを浮かせてしっかりと落とすほか、マッサージにも使用できます。
アロエエキスやホホバオイルなどの保湿成分を65%配合しているので、使用後もつっぱらず、乾燥から肌を守ってくれます。
使用後は水やぬるま湯で洗い流せるのもポイントです。入浴中でもクレンジングとマッサージが手軽にできて、忙しい人も無理なく続けられます。
効果的な使い方は?

正しい使い方をマスターすれば、マッサージクリームの効果をより高められます。マッサージするタイミングや、クリームを使うときの注意点を解説します。
使うタイミングに気を付ける
マッサージクリームは、必ず洗顔・クレンジングの後に使いましょう。汚れやメイクが残った状態で始めると、マッサージクリームの美容成分が浸透しにくいだけでなく、肌の負担となり肌荒れを起こす可能性があります。
マッサージするタイミングは、入浴後や寝る前のリラックスタイムがおすすめです。特に入浴後は血行がよくなっているので肌のコンディションが整いやすく、高い効果が期待できます。
ただしマッサージクリームのなかには、使うタイミングが決まっている製品もあります。取扱説明書をよく読んで、必ず守るようにしましょう。
注意ポイント
マッサージクリームの適量は、よく「さくらんぼ」や「パール」の大きさに例えられます。あくまでも目安なので細かく計量する必要はありませんが、使用量が少な過ぎると肌に摩擦ダメージを与えてしまいます。
最初は多めに使ってみて、肌の状態に合わせて調整するとよいでしょう。また、人差し指でのマッサージは力が入りやすく、小ジワの原因になるかもしれません。
マッサージ中は人差し指を使わず、中指と薬指の2本で行いましょう。特に目の周りの皮膚は薄くてデリケートなので、力を入れ過ぎないように十分に注意します。
ニキビや吹き出物、炎症などの肌トラブルがあるときは、マッサージは控えます。クリームの刺激で治りが遅くなることもあるため、完全に治ってから再開しましょう。
まとめ
マッサージクリームには保湿成分入りのものやクレンジングに使えるものなど、様々なタイプがあります。デパコスからプチプラまで、価格も違います。目的や予算に見合うクリームを使うのが、マッサージを継続させるポイントです。
マッサージクリームは、タイミングや使用量に注意して使うことで、肌への効果が高まります。使用方法をよく守り、若々しい素肌をめざしましょう。