経口補水液
まず紹介するのは、夏の水分補給に欠かせない「経口補水液」の作り方。経口補水液は、意外と身近なもので作られていて、おもな材料は3つだけだから、自分でも簡単に作ることができます。
【材料】
・水…500ml
・塩…1.5g
・砂糖…20g
【作り方】
1)材料をすべて混ぜて完成!
冷えた水だと塩や砂糖がなかなか溶けないこともあるので、ぬるま湯で作ってから冷やして飲むといいかもしれません。
ちなみに、何か味を付けたい時には、レモンやライムなどの果汁や飲用のフルーツ酢などを加えると、おいしくなって飲みやすくなりますよ。あくまでも飲みやすくする目的なので、分量は25ml程度で十分です。
今や熱中症対策の定番になっている経口補水液ですが、ずっと買っていると意外と高いし、場合によっては品切れになっていることもあるので、ぜひ覚えておきたいところですね。
塩レモン
続いては、こちらも熱中症対策の定番となっている、「塩レモン」の作り方を紹介します。完成までに一週間ほどかかるので、熱中症対策として作るならお早めに!
【材料】
・レモン(国産、ノーワックスが望ましい)…3個(300g程度)
・粗塩…60g
☆粗塩…大さじ3
【作り方】
1)保存ビンをよく洗い、アルコール消毒や煮沸消毒をする
2)レモンをよく洗い、両方のヘタを切り、乱切りもしくは5mm幅の輪切りにする
3)しっかりと消毒した保存ビンに塩とレモンを交互に入れ、冷暗所で漬けておく
4)水分がビンの半分を超えたら、☆の粗塩を追加して再び冷暗所で漬けておく
5)一週間ほど経ったら完成!
塩レモンは、バッグに入れてそのまま持ち歩くのは難しいですが、料理やドリンクに使えるので、熱中症対策以外でも大活躍します!
塩飴
最後は、おでかけ中でも手軽にできる熱中症対策のひとつ、「塩飴」を作る方法です。
【材料】
・水…大さじ1.5
・砂糖…大さじ3
・塩…2.5g
【作り方】
1)小さい鍋に材料をすべて入れ、中火で火にかける
2)飴色になったら火を止め、すばやく耐熱カップに移す
3)固まったら完成!
飴は固くなりやすく、すぐに鍋にこびりついてしまうので、面倒かもしれませんが、少量ずつ作るのがおすすめ。甘さや塩加減を調整でき、レモン果汁などで風味付けもできるので、自分好みの塩飴を作ることができますよ。
外出中だけでなく、室内にいても熱中症のリスクはあります。こうした手作りの熱中症対策アイテムで、少しでもそのリスクを軽減できたらいいですね。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)