まずは基本的な対策から再チェック!
チャイルドシート脱走対策にはまず、基本的なチャイルドシート装着状態のチェックから。意外に長く使っていると、チャイルドシートの調整が合わなくなっていて、抜け出しやすくなっていたり、座っているのが不快になっていることもあるようです。
また、季節の変わり目などは天気や気温によって着込んでいる衣服の量が変わりやすいもの。そんなときは、チャイルドシートの調整を毎回するのは大変なので、クッションやタオルなどを背中やお尻の部分にフィットするように敷いてあげることで、ぴったりになるようにしてあげると良いそうです。

抜け出し防止アイテムは安全性に注意
チャイルドシートからの抜け出しに困っているママは多いようで、多くのお店などでチャイルドシート抜け出し防止アイテムが販売されています。チャイルドシート全体覆うようなものから、胸部に当てるベルトなど様々な製品があるので、これらを活用してみるのも有効なようです。
ただし、大型の胸クリップを使うタイプは子どもが比較的取り外し操作を覚えやすく効果が薄い割に、衝突時などに直接胸や喉などに当たって内臓を痛めたり、クリップ自体が破損して刺さってしまうというケースがあるそうです。既に欧州では使用が認められていないため、選択候補としては避けた方が無難でしょう。
これらのアイテムを使っても抜け出せるほど器用になっていたなら、チャイルドシートからジュニアシートに買い換えを検討した方が良いかもしれません。ジュニアシートはシートベルトを利用するため、座ったままではベルトのロックに手が届かず有効という意見も多く見られました。
チャイルドシートの着用は、子どもにとっては狭い空間に閉じ込められるため、早く解放されたいと思ってしまうもの。小さいうちはなるべく後部座席で隣に誰かが座ってあげられるようにしたりし、大きくなってきたら運転中はしっかり座っていることを教え込んであげて、不幸な事故にならないよう気を配ってあげたいですね。
(文・姉崎マリオ)