
ニンジンは半分に切ってから
さっそく、皮を剥いていざ使ってみたのは良いのですが、とても硬い…。力を入れてもすんなり切れず、切るというよりは削っている感じがします。しかも、切っている途中で引っ掛かるので、下に引っ張る力が必要。でも、それも最初だけで、切っているうちに、段々と力をいれなくてもスムーズに切れるようになっていきます。

ニンジンは丸くなっているため、初めのうちはピーラーにあたる面積が少なく、使いづらいのかも。ニンジンはあらかじめカットせず、1本丸々の状態で使ってみましたが、ニンジンの太さが均一にならず切りにくいので、事前に縦半分に切って平面を作ってから使用すると使いやすいと思いました!
きゅうりは「ゆっくり」がコツ
次は、冷やし中華などで千切りを使用するきゅうりを切ってみました。まず、ニンジン同様、皮を剥いてから刃を入れると、ニンジンに比べスムーズに刃が入り、引っ掛かることもありません。
長さも均等で、これなら冷やし中華にも使えそう。ちなみに、上手にきゅうりを切るコツとして、刃を浅めに入れながらピーラーをゆっくり下に引けば、きゅうり同士もくっつかず、キレイに切ることができそう。
筆者は、早いスピードでピーラーを使用したため、後々手でひとつひとつ離さないといけませんでした。
紫キャベツには不向きかも…
ニンジンやきゅうりとは形が異なる紫キャベツ。キャベツの千切りを包丁で切るのと同じく、縦にピーラーを入れてみました。
すると、切っている途中、ピーラーが紫キャベツに引っ掛かるので、やっぱり力が必要に。ニンジンときゅうりに比べると一番やりづらかったかったです。できあがった千切りはかなり細かく、短いものになってしまいました…。
ピーラーを使ってキャベツを切るコツとして、一定のリズムと均一な動きが大事なのかもしれません。そうすることで、より簡単にキャベツを切ることができそう!

今回使用した3つの野菜のなかでは、(1)きゅうり、(2)ニンジン、(3)紫キャベツの順で使いやすかった印象です。ただやみくもにピーラーを動かすのではなく、刃を入れる角度や切るリズムを念頭に置いて切るとスムーズにいくはず。
難しいテクニックなど必要ない上、使う素材次第では、便利な「つま切り専用ピーラー」。野菜を上手に使って簡単な千切りを作ってみましょう。
(文・宇田川エリカ/考務店)