調査で見えてきたこと–貯蓄0円世帯も
さらに調査を詳しく見てみると、平均貯蓄額1,812万円を下回る世帯が2/3以上であること、貯蓄0円世帯も多く存在することが分かります(貯蓄0円世帯を含めた、勤労世帯の中央値は743万円)。
また、収入と貯蓄額の関係をみると、やはり収入が高ければ貯蓄額も高くなる傾向にあります。勤労世帯のうち、年間の収入が~453万円の世帯では平均貯蓄額は795万円、年収453万円~592万円では989万円、年収592万円~740万円では1,114万円、年収740万円~945万円世帯では1,552万円です。
貯蓄額の多い少ないに一喜一憂をする必要はありませんが、現在の貯蓄額は今までの「成績表」と心しておくことは大切です。意外と貯蓄額をきちんと把握されている方は少ないので、ご家庭の貯蓄合計額を把握し、家計の中で月々どの程度貯蓄に回せているかを一度しっかりチェックしてみて下さい。
適切に目標設定をして、無駄は省きつつ、無理なく貯蓄に励みましょう。
参考: 総務省統計局 家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成29年(2017年)平均結果-(二人以上の世帯)
配信: トクバイニュース
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