子育て技術革新!赤ちゃんの泣き声から感情を分析!?赤ちゃんをとりまく最新デジタル事情

赤ちゃんが「なんで泣いているのか?」知りたいと思ったことはありませんか?実は、それがわかるアプリがすでにあります。育児ログの記録に便利なアプリ『パパっと育児@赤ちゃん手帳』には、なんと、赤ちゃんの泣き声から感情を分析する機能「泣き声診断」がついているのです!いったいどんな仕組みになっているのか?そして日々デジタル技術が進化している中で、赤ちゃんに関するデバイスの最新事情とは?『パパっと育児@赤ちゃん手帳』を開発した株式会社ファーストアセントの代表取締役服部伴之さんにお話を伺いました。

泣くことが一番のストレス

まず、服部さんが開発に至った経緯とはいったいどんなものだったのでしょうか?

「私には子どもが二人いて、かねてから赤ちゃんの泣いている理由を知ることができないかと考えていました。そんな中、森永乳業が行った調査で、子どもに対してストレスを感じる一番の要因は『泣くこと』であるという結果が出て、ストレスを減らすためにも、私のように泣いている理由が気になっている人が多いんじゃないかと思ったんです。

しかし、調べてみたところ開発に着手している企業などはなかったので、最新のテクノロジーで赤ちゃんの泣き声を診断するサービスの開発を、自分ではじめたのです。

具体的には、2万人以上のモニターユーザーから泣き声を集めて、解析をすることで、泣き声診断のアルゴリズムを構築しました。その結果、ユーザーはアプリから泣き声診断機能を起動し、泣いている赤ちゃんにスマートフォンなどのマイクをかざすことで、泣いている理由を知ることが可能となったのです」

※『パパっと育児@赤ちゃん手帳』の泣き声診断画面

では、その泣き声診断で、どこまでわかるのでしょうか?

「診断アルゴリズムでは、『お腹が空いた』『眠たい』『不快』『怒っている』『遊んでほしい』という5つの中で、可能性の高いと分析された分類と確率を表示します。例えば、『すごくお腹が空いていて、しかも眠い』という時には、モニターに『お腹が空いた 69% 眠い39%』といった感じで表示されます。ユーザーによると、8割以上の正答率を記録しています」

日々、赤ちゃんと向き合っているパパやママからすると夢のような機能!2018年にリリースされ、現在も好評だということです。

アメリカではベビーモニターが全盛!呼吸までチェック

※2018年のCES会場

毎年1月、アメリカのラスベガスで開催される、全米民生技術協会 (CTA) が主催の電子機器の見本市「CES」。ここには世界中の最先端技術を駆使したデバイスやサービスが集結します。

服部さんも数年前から参加し、泣き声診断のPRや市場調査をしているそうですが、海外の赤ちゃんに関連する最新デバイス事情はどのようになっているのでしょうか?

「海外では数年前から育児をICTやIoTでサポートする『BabyTech』に注目が集まり、CESの中にも、BabyTechの企業が集まるブロックがあります。そこにはアメリカの企業を中心に『ベビーモニター』の展示が多いです。いわゆる、赤ちゃんのことをリモートカメラで写し、親は別の部屋などからデジタルデバイスを通じて見守るというものです。日本とは違って、乳幼児でも一人の部屋で寝かせることが多いアメリカでは、ベビーモニターを買うのが割と一般的なようです。

CESで出会ったパパやママの話を聞くと、『私たちが育った時は両親に完全に放っておかれたけど、今は違う。コレ(スマートフォン)でちゃんとチェックしている』と誇らしげに言います。日本とはだいぶ考え方が違うな、とは感じましたね。

それだけ普及しているからこそ、ベビーモニターの開発は盛んです。ただ画像で赤ちゃんの様子をモニタリングするだけでなく、音を感知したり、赤ちゃんの寝ている向きをチェックしたり、おなかの動きから呼吸をチェックできるベビーモニターも登場しています」

もはやベビーモニターの域を超えていますね!さすがアメリカ!

ちなみに、泣き声診断のアメリカでの反応はどうだったのでしょうか?

「『確かに、感情がわかるのはいいよね!』と、パパママを問わず好評でしたよ!映像だけでなく、『泣き声もモニターすることで、さらに良い赤ちゃんの見守りになるわね。』という反応でした。

日本と違い、別の部屋で寝ているのであまり泣き声を気にしないのでは?という不安があったのですが、モニターすることはより良い育児につながると捉えてもらえたようです」

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