お出かけ時に活躍するおむつポーチ

赤ちゃんとの外出時は、荷物がかさばりがちです。大きなバッグに荷物をひとまとめに入れていると、よく使うおむつがなかなか取り出せなくて焦ってしまう…という人も多いのではないでしょうか。
おむつを持ち歩くとき、とても便利なアイテムがおむつポーチです。どのようなものなのか、使い方も含めて紹介しましょう。
必要なものをまとめられて便利
おむつポーチには、おむつの他におむつ替えに必要なおしりふきや、着替えなどを入れておけます。そうすれば、慌てずスムーズにおむつ替えができるでしょう。外出先でおむつ替えをするときも、おむつポーチだけ持っていけばOKです。
また、おむつポーチを使えば、未使用のおむつが他の荷物と触れることもありません。衛生的であるという点も魅力です。
ポーチに入れるもの
おむつポーチには未使用のおむつのほか、使用済みおむつを入れるゴミ袋やおしりふき、除菌用ウエットティッシュなどを入れておくことが多いでしょう。
使用済みおむつを入れるスペースが付いているタイプもあります。ただし衛生的に気になる場合は、消臭機能付きのものを選んだり、使用済みおむつを入れる専用のポーチを用意したりするとよいでしょう。
またおむつ替えのときに、赤ちゃんのお尻をケアするため、ベビーパウダーやベビーワセリンを入れておく場合もあります。こういった関連グッズもひとまとめにしておむつポーチに入れておきましょう。
おむつポーチの種類

おむつポーチは、ボックス型とクラッチ型が主流です。機能面や見た目の好みなどから、お気に入りを選んでみましょう。
持ち運びやすいボックス型
ボックス型おむつポーチはマチがあり、たくさんのアイテムを収納できる点が魅力です。大抵のボックス型は中が広めで、仕切りやポケットが付いています。細々したアイテムも整理しやすいでしょう。
またボックス型は、ポーチ自体を持ち運びしやすいのもポイントです。持ち手があるタイプなら、ベビーカーやフックにも引っ掛けられます。少しの間、手を空けたいときにも重宝するでしょう。
普段使いもできるクラッチ型
クラッチ型のおむつポーチはデザイン性が高く、スタイリッシュなところがウリです。一見、おむつポーチには見えないのも、人気の理由でしょう。赤ちゃんとの外出時も、身なりをスマートに整えておきたい人にぴったりのタイプです。
ただし、マチがないタイプがほとんどで、収納力は低くなります。持ち手もないため、脇に挟むか、そのまま手に持つことになります。そのため、多少の持ちにくさは感じるかもしれません。
薄型なので、メインのバッグの中でかさばらないというメリットもあります。シーンや状況に応じて、おむつポーチを変えるのもよいアイデアです。
選ぶときはどこをチェックする?

おむつポーチを選ぶときには、自分にとって、使い勝手がよいかを考えるものです。しかし初めておむつポーチを購入する場合、具体的にどのような点に注目すればよいのか、分からない人も多いかもしれません。
おむつポーチを選ぶときに、チェックしたいポイント3点を紹介します。
どのくらいおむつを収納できるか
おむつポーチは、おむつを持ち運ぶために利用します。何枚くらいおむつを収納できるかが、重視するべきポイントです。
赤ちゃんの月齢や外出にかける時間によって、持ち歩くおむつの枚数は変わります。普段、何枚のおむつを持ち歩くのかを考えて、必要枚数が収納できるおむつポーチを選びましょう。
使用するバッグに入るか
赤ちゃん連れで外出する際には、おむつ以外にも様々な荷物を持ち歩きます。そのため、メインとなる大きなバッグを持つことが多いでしょう。普段よく使うバッグに入るサイズかどうか確認してから、おむつポーチを購入しましょう。
おむつポーチが大きすぎると、バッグ内で他の荷物が取り出しにくくなります。外出時にも、手際よく赤ちゃんのお世話ができるように、バッグから取り出しやすいサイズかも確認したいところです。
消臭機能は付いているか
外出先でおむつ替えをすると、使用済みのおむつの処分に困ることがあります。使用済みおむつをポーチに入れて持ち帰るなら、消臭機能や防菌・防汚機能付きのポーチがよいでしょう。
消臭・防菌・防汚機能は、衛生面はもちろんのこと、外出先で周囲の人に不快感を与えないためにも、大切なポイントです。
加えて、未使用と使用済のおむつを分けて収納できるような、仕切りやポケットの工夫があると、より快適に使用できます。
ボックス型のおすすめおむつポーチ

おむつポーチの種類や機能については分かったものの、いざ自分でおむつポーチを決めようとすると、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。ここでは、実際におすすめのおむつポーチを紹介します。
まずは、ボックス型のおむつポーチを4点チェックしましょう。
ハンナフラ「おむつポーチ」
片手で持てるほどのコンパクトサイズにもかかわらず、容量はたっぷり入るのが魅力です。ポップでかわいらしいデザインは、ひと目ではおむつポーチと分からないかもしれません。
おむつだけでなく、おしりふきや着替えもしっかり収まるほど、ゆとりがあります。新生児用おむつなら8枚ほど、厚めのパンツ型おむつなら5枚ほど入ります。
平置きすると片面が大きく開くので、急いで中身を取り出したいときにも便利です。
Renervate「おむつポーチ」
おしりふきを入れられるスペースがあり、使用時にはボックスティッシュのように、1枚ずつ引き出せます。おむつ替えの最中、片手がふさがっているときも、使い勝手がよいでしょう。
生地にポリエステルを採用し、水に強く汚れがつきにくいのもうれしいポイントです。赤ちゃんのおしっこなどで汚れたら、サッと拭き取りましょう。日々のお手入れも簡単です。
ゾウが描かれたブルーとアルカパが描かれたグリーンの2タイプから選べます。どちらもおむつポーチらしいキュートなデザインです。
ニックナック「POETIC おむつポーチ ネコ」
スウェット生地に配された、大きな動物のアップリケがかわいいシリーズです。ネコやイヌ、キリンなどのバリエーションがあり、選ぶのも楽しくなります。
ダブルファスナー式で、急いで開閉したいときもスムーズです。おむつ約8枚と着替えであれば、余裕を持って収納できます。
ポーチ内側には、アンモニア臭を軽減する効果があるタグが縫い付けてあり、消臭効果が期待できます。洗濯後に天日干しすれば、ふたたび消臭機能が発揮される点も人気の理由です。
ホッペッタ「インナーポーチ」
ポーチ前面のカバーをめくると、おしりふきやポケットティッシュがサッと取り出せる設計です。カバーは面ファスナーで開閉できるため、急いでいてもすぐに取り出せます。
ハンドル付きで、フックやベビーカーにおむつポーチを吊り下げることができます。慌ただしいおむつ替えを、少しでも楽に安心して行えそうです。
また、消臭加工つきのポーチが付属していて、使用済みのおむつを入れておくのに便利です。臭いが漏れにくいので、衛生面が気になる人からも支持されています。
クラッチ型のおすすめおむつポーチ

次は、スマートでデザイン性の高いものが多い、クラッチ型のおむつポーチを紹介します。機能面にもこだわったアイテムが多く、おしゃれさと実用性の両方を叶えたいママ・パパにおすすめです。
クラッチ型のおむつポーチを4点紹介します。
DORACO FIRST「おむつポーチ 消臭 ポケット付き」
おむつポーチとは思えない、大人っぽくおしゃれなデザインが目を惹きます。子どもがおむつを卒業したら、お出かけ用バッグとして再利用してもよいでしょう。
外側には消臭ポケットがあり、使用済みおむつのアンモニア臭を軽減します。消臭ポケットは、洗濯を繰り返しても効果が落ちにくいところがポイントでしょう。手洗いができ、内側は軽撥水素材を採用しているため、洗濯後の水切りも楽々です。
・商品名:DORACO FIRST「おむつポーチ 消臭 ポケット付き」
Bosno「おむつポーチ クラッチタイプ」
おむつの臭いがとにかく気になるという人は、Bosnoのおむつポーチをチェックしましょう。高機能素材を採用した防臭袋が30枚セットされており、内側のポケットに収納できます。
ストラップ付きで持ち運びしやすく、ドアノブやフックに吊るすこともできます。スリムなデザインなので、メインのバッグにも収まりやすいのではないでしょうか。
防水性・防汚性も高く、汚れや水滴がついても、すぐに拭き取ってきれいにできる手軽さも魅力です。
エスメラルダ「おむつポーチ ダイパークラッチ」
ファッションの一部としても通用しそうな、おしゃれなデザインが魅力です。ファスナー部分に付いたタッセルが、高級感を演出します。
中には合計5個のポケットがあるため、整理整頓しやすいところがポイントです。おむつのほか、ベビーパウダー入りのコンパクトやボディクリーム、ハンカチなどの細かい荷物も、おむつポーチの中で整理して収納できます。
物を入れすぎて多少おむつポーチが膨らんでも、ゴムバンドでしっかり固定できるため安心です。
・商品名:エスメラルダ「おむつポーチ ダイパークラッチ」
10mois「ワンタッチおむつポーチ(フラップ付き)」
前面のフラップは磁石で開閉するようになっており、開け閉めが簡単です。おむつ替え中で手がふさがっていても、片手で素早く簡単におしりふきを取り出せます。
外側にもポケットがあるため、ビニール袋などを収納しておけば、段取りよく使用済みおむつやゴミをまとめられるでしょう。縦型のおむつポーチは、ベビーカーや車内のフックに吊るしやすいのがポイントです。
パパでも使えるシンプルおむつポーチ

おむつポーチは、赤ちゃんを連想させる柔らかい色使いや、ママの使用を想定した女性らしいデザインが多く見られます。「男性である自分が持つには、やや抵抗がある」というパパも多いのではないでしょうか。
男性も積極的に育児をする時代には、パパが持っても違和感のない、シンプルなおむつポーチのニーズも高まっているようです。ユニセックスなデザインのおむつポーチを紹介しましょう。
JoyTree「クラッチバッグ型おむつポーチ」
シンプルなカラーリングと、落ち着きのある帆布素材が大人っぽい印象を与えるおむつポーチです。クラッチバッグ型でスタイリッシュな雰囲気が漂います。普段からおしゃれに決めたいパパにぴったりです。
見た目だけでなく機能性にも優れ、おむつやおしりふき、着替えなどをたっぷり収納できます。ストラップが付いているため、赤ちゃんを抱きあげるときには手首に通したり、ベビーカーに吊り下げたりして、簡単に持ち運びできるでしょう。
内側は撥水性の高いナイロン素材で、濡れた衣類を入れても、水分が染み出しにくいところがポイントです。
・商品名:JoyTree「クラッチバッグ型おむつポーチ」
TEES FACTORY「おむつポーチ occhi」
おしゃれな革バッグのように見えるおむつポーチです。ビビッドで鮮やかな色から、シックで大人っぽい色まで、幅広いカラーバリエーションが展開されています。
ポーチの表面にあるファスナーはポケットの機能だけではなく、内側におしりふきを収納することもできます。ボックスティッシュのように、手軽におしりふきを取り出せるのが魅力でしょう。
採用しているレザーは変色に強く、防汚性に優れ、色移りしにくい加工がされています。ひとつのおむつポーチを長く、きれいなまま使い続けたい人にイチオシのアイテムです。
Sunveno「おむつポーチ グレー」
素朴で落ち着いたデザインで、性別を問わず、幅広く使えそうなおむつポーチです。
子どもらしく、かわいいデザインもありますが、グレーカラーは特にシンプルさが際立ちます。「カラフルなおむつポーチは少し恥ずかしい」というパパも安心して持てるのではないでしょうか。
フラップ部分の内側には、おしりふきをセットできます。開閉は面ファスナー式なので、急いでいるときもすぐに取り出せます。
サイズはMとLの2タイプなので、スタイルに合わせて選びましょう。荷物をなるべくコンパクトにしたい人はMサイズ、おむつのほかにも、哺乳瓶や着替えなど、育児セットをまとめたい人はLサイズがおすすめです。
専用のおむつポーチじゃないとだめ?

おむつポーチの種類や機能、具体的な商品について紹介してきました。実際のところ、おむつを入れて持ち運ぶ場合、専用のおむつポーチでないといけないのでしょうか?
おむつポーチ以外のもので代用する場合、どういったポイントに注意したらよいか、見てみましょう。
普通のポーチでも代用OK
おむつを入れるものは、もちろん一般的なポーチでも構いません。おむつを始め、ベビーグッズが入る収納力や、水分や汚れに強いこと、臭いを閉じ込める密閉性などがクリアできていれば、十分におむつポーチとして代用できるでしょう。
そのほか、手がふさがっているときでも、カバーを片手で開閉できる面ファスナー式や磁石式のもの、出し入れ口が大きく、おむつをスムーズに取り出せるものが、おむつポーチの代用品に向いています。
また、取っ手やストラップ付きなら持ち運びがしやすく、機能面でも専用のおむつポーチに引けを取りません。
100均なら種類も豊富
100均でおむつポーチの代用品を探すのもよい方法です。100均は、素材も大きさも多種多様なポーチを取り揃えており、デザインも豊富です。好みのものを見つけやすいでしょう。
おむつポーチは汚れやすいものですが、買い替えるときでも、100均で購入したものであれば経済的な負担もそれほどありません。汚れや傷を気にせず、気兼ねなく使える点もメリットです。
一つひとつがリーズナブルなため、用途別にいくつかおむつポーチを買いそろえておくのもおすすめです。
ちょっとした外出用や、長時間かかる遠出用、未使用のおむつと使用済みのおむつの分別用など、自分の好みや生活スタイルに合わせて使い分けてはいかがでしょうか。
まとめ
おむつポーチは、おむつ以外にも必要となるベビーグッズを、まとめて持ち運べる便利なアイテムです。収納力重視で持ち運びしやすいボックス型と、スタイリッシュな印象を放つクラッチ型の2タイプに大きく分かれます。どちらにするかは、好みで選びましょう。
収納力と消臭力のほか、メインで使っているバッグに無理なく収まるかどうかが、おむつポーチ選びのポイントです。また、専用のおむつポーチでなくても、目的に適ったものならどんなポーチでも構いません。
ぜひ、好みの機能性とデザインを備えたおむつポーチを見つけて、赤ちゃんとの外出をより便利でスムーズなものにしましょう。