子どもにおすすめの色鉛筆12選。幼児や小学生が使いやすいのは?

第29回 知っておきたいママ情報
どの色鉛筆を使うかによって、描ける絵の幅が変わります。よりよいものを選ぶために、色鉛筆のタイプ・選び方・人気メーカーについて知っておきましょう。大人も子どもも「使いやすい!」と人気の色鉛筆を、タイプごとにくわしく紹介します。

色鉛筆のタイプ

色鉛筆には「油性」「水性」の2タイプがあります。幼児や小学生では「プラスチックタイプ」の色鉛筆を使うことがあるかもしれません。

少し前に「大人の塗り絵ブーム」がきたこともあり、いずれのタイプも文具店やホームセンター、100均などで購入できます。まずは、3タイプの色鉛筆の特徴について知っておきましょう。

発色がよい油性タイプ

油性タイプは、やわらかな芯で発色もよく「なめらかな塗り心地」が特徴です。「子どものころに使ったな」と多くの人が思い浮かべるのは、だいたい油性タイプの色鉛筆でしょう。

芯の原料は着色するための「顔料」と、固めるための「ワックス」や「油脂」などを混ぜたものです。水に溶けないため、色鉛筆画の上に水を乗せても色が混じることはありません。

「濃く鮮やかな彩色」が得意で、筆圧の加減によりはっきりと色の濃淡をつけられます。上達すると、写真と見分けのつかないほどリアルな絵を描くことも可能です。幼稚園や小学校の入学準備では、特に指定がない限り油性の色鉛筆を用意しておけばよいでしょう。

水に溶ける水彩タイプ

水性タイプの色鉛筆の原料も、油性と同じ「顔料」を使用しています。ワックス(油分)は入っておらず、界面活性剤など「水溶性の物質」で固めて芯を形成しているのが違いです。

油分を含まないため「やや固めの塗り心地」で、淡い発色ながらも「水に混ぜると色合いを変えられる」のが特徴でしょう。

彩色した部分を水筆でなぞると、「水彩絵の具」で描いた絵のようなタッチになります。同系3色で塗り分けた部分を水筆でなじませて、「グラデーション」にするのも簡単です。

水筆で芯から直接色を取り、絵の具と同じように塗ることもできます。水分が乾いた後で、さらに上から色鉛筆で彩色するのもテクニックのひとつです。

もちろん、色鉛筆のみで仕上げることもできるため、「様々な表現を楽しみたい」というときは水彩色鉛筆を使うと面白いでしょう。

折れにくいプラスチックタイプ

プラスチックタイプとは、色芯だけでできた着色道具です。「プラスチックペンシル」といいますが、サクラペンシルの「クーピーペンシル」が有名なため「クーピー」でピンとくる人も多いでしょう。

その名の通り、顔料・ワックスに加えて「プラスチック(ポリエチレン樹脂)」が原料に入っています。メリットは「折れにくく、色芯だけのため削る必要がないこと」です。表面はツルツルしていて、手に色はつきません。

芯に油分は入っていますが、濃く描いていなければ水彩色鉛筆と同様に色鉛筆用の消しゴムで消すこともできます。

ただ、原料にプラスチックが入っているため、幼児が使う場合は注意が必要です。口に入れてしまうクセのある子なら、芯がむき出しのものは避けておいた方がよいかもしれません。

子ども向け色鉛筆の選び方

発色や描きやすさ以外にも、色鉛筆を選ぶポイントがいくつかあります。大人だけではなく、子どもの視点から見た使いやすさにも注目しましょう。子ども向けの色鉛筆を選ぶときに、チェックしておきたい3点について解説します。
発色や描きやすさ以外にも、色鉛筆を選ぶポイントがいくつかあります。大人だけではなく、子どもの視点から見た使いやすさにも注目しましょう。子ども向けの色鉛筆を選ぶときに、チェックしておきたい3点について解説します。

色の数で選ぶ

色鉛筆は、年齢に合った「色の数」がそろったものを与えてあげましょう。少なすぎるだけではなく、年齢によっては色数が多すぎるのもかえって使いづらくなります。

幼稚園児の絵には、平均して5~6色が使われていることが多いそうです。とはいえ、ぎりぎりの色数では物足りないかもしれません。3~6歳ころの子どもには、基本の色がそろった「12色」が適しているでしょう。

小学生になると、次第に色彩豊かな絵を描く子どもが増えてきます。くっきりした色だけではなく、微妙な色の差を区別する子も少なくありません。

学校では色数を指定されていることもありますが、家用であれば「24色」や「36色」のセットを購入し、使いたい色を後から足していくという方法もおすすめです。

出典:幼児画における色彩的発達段階

ケースで選ぶ

色鉛筆のケースは、主に「ステンレス製」「プラスチック製」「紙製」の3タイプがあります。紙製は使ううちに破れてしまうことが多いため、子ども向けにはステンレスかプラスチックの方が安心です。

別途収納ケースを購入する場合は、平置きにこだわる必要はありません。「ソフトケース(筆箱)」「ボックス型」など、使いやすいものから選びましょう。

ソフトケースなら色鉛筆を並べる必要がなく、すばやく片づけられます。落としたり踏んだりしたときに芯が折れてしまわないよう、「クッション性」があるとよいかもしれません。

ボックス型は、机の上に立てて使えるため、色が探しやすく出し入れがスムーズにできます。こちらも落としたときに備えて、「ふたを押さえるバンド」などを用意してくとよいでしょう。

安全性を確認する

国産メーカーが製造の基準とするのは「JIS規格」です。色鉛筆の場合、たとえば「軸に使われている塗料」や「芯の原料に入っている有害物質の上限」などがJIS規格に定められています。

鉛筆類に関しては「日本鉛筆工業協同組合」の取り決めで、1998年から製品にJIS規格は表示されません。国産の色鉛筆であれば、あまり心配はいらないでしょう。

海外製品の場合、安全性は「CEマーク」「APマーク」で確認できます。CEマークはEU加盟国の製品に適用される規格です。APマークは、アメリカ製品の毒性がないことを示すマークとなっています。

年少の子どもの場合、鉛筆をなめたり端をかんだりすることも珍しくありません。素材の安全性にもこだわりましょう。

人気の鉛筆メーカー

の色鉛筆を使いやすいと思うかは人それぞれですが、広い層に好まれるものならハズレは少ないといえます。

「候補を絞りきれない」というのであれば、実績・人気ともに定評ある大手メーカーから選んでみてはいかがでしょうか?人気メーカー3社と、それぞれの特徴を紹介します。

三菱鉛筆

「三菱鉛筆」は、海外でも人気の高い文具メーカーです。高機能シャープペンシル「クルトガ」や「ジェットストリーム」シリーズのボールペンなど、身近で使っているアイテムもあるのではないでしょうか?

色鉛筆も人気があるため、取り扱っている店舗がたくさんあります。「1本なくしてしまった」「折れてしまった」といったとき、単品で買えて補充しやすい点も魅力のひとつです。

色鉛筆の芯はやや硬めで、鉛筆と似たタッチで絵が描けます。広い面よりも細かい面の塗りが得意といえるでしょう。色展開は豊富で、鮮やかな発色が特徴です。

トンボ鉛筆

「トンボ鉛筆」は、100年以上前に創業された文具の老舗メーカーです。代表的な商品「MONO消しゴム」は、知らない人の方が少ないかもしれません。

どの商品も、低価格で高品質といったコストパフォーマンスのよさが魅力です。トンボ鉛筆も国内の有名メーカーのため、たいていの文具コーナーで見つけられるでしょう。バラ売りを買いたい場合は、画材店に行くかネットショッピングからも調達できます。

発色の面は、三菱鉛筆がくっきりビビッドならば、トンボ鉛筆は「マット感のある優しい色味」といった印象です。芯の硬さや描き心地の点では、ほとんど変わりありません。

ステッドラー

「ステッドラー」は、製図用品で名高いドイツのメーカーです。ステッドラー製品を愛用するプロのクリエイターも多く、趣味から本格的な絵画にまで広く対応できる商品を展開しています。

日本でも名が知られているため取り扱っている文具店も多いのですが、三菱鉛筆やトンボ鉛筆のようにどこにでも当たり前にあるメーカーとまではいきません。補充のために、大きめの文具店や画材店を探しておくとよいでしょう。

色鉛筆の芯はやわらかめで、なめらかな描き心地が特徴です。伸びがよく広い面も塗りやすいでしょう。発色もよく、素直で明るめの色彩が楽しめます。

幼児におすすめの色鉛筆

就学前の幼児には、お絵かきが楽しくなるような工夫のある色鉛筆がおすすめです。大人に比べると、握り方や筆圧も安定していません。

硬すぎると力がうまく伝わらず、やわらかすぎると力を入れすぎて芯がすぐに折れてしまうことがあるため、「少しやわらかめ」がよいでしょう。こうした条件から厳選した、よっつの色鉛筆の特徴を紹介します。

スタビロ「色鉛筆 ウッディー3in1 18色」

「ウッディ 3 in 1」は、1本で色鉛筆・水彩色鉛筆・クレヨンの3役をこなす優れものです。クレヨンのように芯がとてもやわらかく、筆圧の弱い子でも濃くしっかりとした絵が描けます。

軸が太いため幼児でも持ちやすく、紙で巻いただけのクレヨンのように手や箱が汚れることもありません。水拭きで落とせるため、窓ガラスや黒板を使ったアートも存分に楽しめるでしょう。ヨーロッパ安全基準のCEマーク取得製品です。

・スタビロ ウッディ 3 in 1 18色
・スタビロ ウッディ 3 in 1 18色

リラ「グルーヴトリプルワン12色セット」

「グルーヴトリプルワン」も、水彩色鉛筆とクレヨンのタッチが楽しめる色鉛筆です。直径約1cmの太軸の側面には、直径約6mm・深さ約1mmのくぼみが水玉状に配置されています。

これは人間工学にもとづいた設計で、正しい持ち方になるようにくぼみが自然と指の位置を誘導してくれるのです。

「第19回日本文具大賞2010」では、デザイン部門で優秀賞を獲得しています。ヨーロッパ安全基準のCEマーク、およびアメリカ安全基準のAPマーク取得製品です。

・商品名:リラ「グルーヴトリプルワン12色セット」

・楽天:商品はこちら

三菱鉛筆「色鉛筆ポンキーペンシル」

「ポンキーペンシル」は、芯の周りに軸のないタイプの色鉛筆です。軸なしのものは折れやすいという難点も、丈夫な紙を巻きつけることでクリアしています。

発色がよく、混色が得意です。セットにない色を作ったり、微妙な色合いを表現したりできます。色塗りをしているうちに、「赤と青を混ぜたら紫になった!」と子ども自身で発見できるかもしれません。

同社のサインペン「ポスカ」と同じ成分が含まれているため、ビニールのようなツルツルした素材にもカラフルな絵を描くことができます。

・三菱鉛筆 ポンキーペンシル
・三菱鉛筆 ポンキーペンシル

ぺんてる「くるりら 8色」

「くるりら」は、軸部分を回転させて芯を出す「繰り出し式」の色鉛筆です。持ち手部分がプラスチックで汚れにくく、芯を削る手間もありません。手早く芯をしまってまとめることができ、お出かけ先での遊び道具としても便利に使えます。

芯はやわらかく、発色も鮮やかです。色芯の回りをプラスチックの本体が囲んでいるため、先端を少し出すだけで折れることなくしっかり書けます。

・ぺんてる くるりら 8色
・ぺんてる くるりら 8色

小学生におすすめの油性色鉛筆

小学校に入ると、図工の時間に色鉛筆を使うようになります。学校用の色鉛筆となると、「丈夫さ」「持ち運びやすさ」「収納のしやすさ」といった点も重要です。入学準備品として選ばれることの多い、みっつの油性色鉛筆について見ていきましょう。

トンボ鉛筆「色鉛筆 12色」

トンボ鉛筆の「色鉛筆 NQ」は、1970年代に発売されたロングセラー商品です。「子どものころに使っていた」という人も多いのではないでしょうか?

芯はほどよい硬さで、サラサラしたタッチの絵が描けます。安い鉛筆にありがちな「削ったときに軸がボロボロになる」といった不具合もありません。

スタンダードな12色セットは、品質・使い心地ともに小学校で初めて使う色鉛筆として過不足のない良品といえるでしょう。

・トンボ鉛筆 色鉛筆 NQ 12色
・トンボ鉛筆 色鉛筆 NQ 12色

レイメイ藤井「先生オススメ 色鉛筆 12色」

「先生おすすめ!! 色鉛筆」は、学校での子どもたちの様子をよく知る先生のアドバイスを取り入れて作られた色鉛筆です。

ケースはプラスチック製で落としても大きな音がしにくく、留め具がしっかりしているため中身を床にばらまいてしまうこともありません。

ケースだけではなく色鉛筆1本ずつに名前を書くスペースがあり、友だちの色鉛筆と取り違えてしまうことも防げます。ケースはブルーとピンクの2色あるため、きょうだいでそろえても見分けやすいでしょう。

・レイメイ藤井 先生オススメ!! 色鉛筆 12色
・レイメイ藤井 先生オススメ!! 色鉛筆 12色

サクラクレパス「小学生 色えんぴつ12色」

「小学生 色えんぴつ」は、子ども・先生・母親の3視点からみた使いやすさを追求した色鉛筆です。雑音を立てにくいソフトケースは、ふたがマグネットで留められます。

色鉛筆を収納する部分にはストッパーがついているため、持ち運びや落下時の衝撃から色鉛筆を守ってくれるでしょう。色鉛筆のカラーにそろえた「なまえシール」も付属していて、入学準備に役立ちそうです。

・サクラクレパス 小学生 色えんぴつ12色
・サクラクレパス 小学生 色えんぴつ12色

小学生におすすめの水彩色鉛筆

お絵かきや塗り絵に興味があれば、学校だけではなく家で色鉛筆を使うことも多いでしょう。芸術面での才能が見え隠れする子には、表現の幅が広い水彩色鉛筆がおすすめです。

ここでは、初めての水彩色鉛筆として、お手ごろな価格帯で高品質な3点を紹介します。

ステッドラー「エルゴソフト アクェレル 水彩色鉛筆 12色」

「エルゴソフト アクェレル 水彩色鉛筆」は、鉛筆より少しやわらかめの描き心地の水彩色鉛筆です。「ABS加工」といわれる「芯が折れにくい加工」を施してあるため、強めの塗りにも対応できます。

三角形の軸は正しく握りやすく、長く使っていても疲れません。ケースは上部半分を後方へ折れるタイプで、立てかけてペンスタンドとして利用できます。

広めの面を塗るとややムラが出ますが、発色はよく水溶けも悪くありません。乾いた状態で描いたときと色の違いが少ないため、イメージどおりの絵が描きやすいでしょう。

・商品名:ステッドラー エルゴソフト アクェレル 水彩色鉛筆 12色

・楽天:商品はこちら

カラン ダッシュ「ファンカラー 水溶性色鉛筆 12色セット」

「カランダッシュ」は1924年に創立された、スイスに本拠地を置く文具メーカーです。すべての製品は、自然で分解できる素材のみで作られています。有害な原料は一切使われておらず、CEマーク取得済みです。

色味は、ビビッドというよりパステルよりといえます。水を使用すると水彩らしいにじみが出て、絵に味が出るでしょう。肌色が入っていませんが、白が入っているため混色を覚えれば色の幅を広げられます。

・商品名:カラン ダッシュ ファンカラー 水溶性色鉛筆 12色セット

・楽天:商品はこちら

三菱鉛筆「ユニ ウォーターカラー 12色セット」

「ユニ ウォーターカラー」は、油性色鉛筆ととてもよく似た描き心地です。初めて水彩色鉛筆を使う場合も、戸惑うことは少ないでしょう。水彩用の筆もセットされているため、別で持ち歩く必要はありません。

乾いたまま使えば、色鉛筆画の光沢がしっかり出せます。水溶けがよく、水彩画のふんわりとした雰囲気を出すのも簡単です。塗り重ねていくごとに、絵に自然な奥行きが出せるでしょう。

・三菱鉛筆 ユニ ウォーターカラー 12色セット
・三菱鉛筆 ユニ ウォーターカラー 12色セット

削る必要がないロケット色鉛筆も人気

「カラー芯を軸に収納するタイプ」や「押し出し式の色鉛筆」という選択肢もあります。芯が小さいため、紛失や誤飲の心配のない年齢になってから検討してみましょう。ちょっとした色塗りに便利な、おすすめの簡易色鉛筆を2点紹介します。

レモン「20色 ポケットカラーペン」

「レモン株式会社」は、「ロケット鉛筆」の名を世に知らしめた文具メーカーです。とはいえ「20色 ポケットカラーペン」はロケット型ではなく、芯を自分で取り替える形の色鉛筆となっています。

ロケット型と異なり、目当ての色をすぐに取り出してセットできる点が便利です。上部には消しゴムも付いています。プラスチックに似た発色で、薄ピンクなどの色のバリエーションも魅力です。

・レモン 20色 ポケットカラーペン
・レモン 20色 ポケットカラーペン

クラックス「ロケット色えんぴつ」

「ロケット色えんぴつ」は、まさに押し出し式のロケット型色鉛筆です。軸部分のイラストもかわいらしく、ペンケースに1本しのばせておきたくなります。

「カラーでメッセージを書きたい」「小さいイラストに色をつけたい」といったシーンで重宝するのではないでしょうか?芯を1本でもなくすと、うまく押し出せなくなり使用できなくなってしまうため注意が必要です。

・商品名:スタビロ 色鉛筆 ウッディー3in1 18色

・楽天:商品はこちら

まとめ

色鉛筆はどれも同じように見えますが、実際には使用感に大きな違いがあります。まずは、「握りやすさ・汚れにくさ・安全性」といった子どもの使用感を考えてあげましょう。

幼稚園や学校で長く使うことを考えると、「軸の削りやすさ・芯の折れにくさ」といった点も気になります。これらを考慮すると、色鉛筆デビューや入学準備では、多くの人に選ばれるスタンダードなものがおすすめです。

家でのお絵かき用には、高発色・混色・水彩など充実した機能面を持つ色鉛筆を用意してみてはいかがでしょうか?絵を描く楽しさに目覚めて、隠されていた才能を発揮し出すかもしれません。

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