過剰なSNS、すぐ謝るetc.注意すべきアザコン行動

過剰なSNS、すぐ謝るetc.注意すべきアザコン行動

第3回 人目ばかりが気になる「アザコン」育児解消法!
他人の目ばかりが異常に気になってしまう「アザコン」の人には、どんな行動パターンや思考パターン、口ぐせがあるのだろうか。

ソーシャルヘルス・コラムニストでエッセイスト、パピマミライターの鈴木かつよしさんは、以下の特徴を挙げる。

「アザコンは常に人目を気にしているため、ネガティブ思考の人が多い。口ぐせとして『ありがとう』ではなく『ごめんなさい』『すみません』とすぐ言ってしまうというのが、典型的なひとつの特徴のようです」

また、他人からどう見られるかを気にしすぎるため、「風邪もひいていないのに、常にマスクをしている」「いつも目深に帽子をかぶる」などの人もいるよう。その一方で、こんな意外な面も。

「見栄っぱりの傾向があるため、そんなに親しくもない、1度会っただけの人のことを親しそうに周りに話したり、いわゆる『マウンティング』に敏感で、ボスママとつながりがあるフリをしたりする傾向もあるように思います」

●過剰なSNS投稿は、アザコンの可能性アリ

また、SNSに依存気味なのもひとつの特徴のよう。

「高級レストランに家族で行った、『パパに買ってもらった』とプレゼントを披露する、お友だちとのランチやディナーの様子をアップするなど、逐一自分の身の周りに起こった出来事のSNSへの投稿頻度が高い人は、アザコンの可能性が高いと思います」

家庭が円満で気持ちが満たされているなら、外に向けて過剰に発信する必要は特にないはず。それをあえて頻繁にする “幸せアピール”は、寂しさの表れの可能性もあるそう。

一方、他人の言動が気になって仕方ないだけに、友人・知人などのSNSのチェックも頻繁である場合が多いという。

「また、こうした“幸せアピール”を頻繁にする人は、同時に自己嫌悪にもなっていく傾向があります。見栄をはりたいばかりに、散財して経済的にひっぱくしたり、友だちが多い・家族に愛されている・セレブな生活をしているなどのアピールをした後で、ひとりになったときに空虚感で落ち込んだりすることも多いようです」

上記のような特徴があてはまっている人は、一度ちゃんと自分の気持ちと向き合ってみることが必要かも。
(田幸和歌子+ノオト)

お話をお聞きした人

鈴木かつよし
鈴木かつよし
ソーシャルヘルス・コラムニスト エッセイスト パピマミライター
慶應大在学中に『朝日ジャーナル』でエッセイ『卒業』でデビュー。政府系政策銀行勤務、医療福祉大学職員、健康食品販売会社経営を経て、2011年頃よりエッセイを中心に活動。
慶應大在学中に『朝日ジャーナル』でエッセイ『卒業』でデビュー。政府系政策銀行勤務、医療福祉大学職員、健康食品販売会社経営を経て、2011年頃よりエッセイを中心に活動。