みんなに教えたい…無印良品の冷食「お惣菜」シリーズが最高でした

第45回 日常消費財の徹底比較 いいモノ買い隊
少し前になりますが、今年9月に無印良品が冷凍食品50種類の販売を開始して話題になりました。とはいえ購入できるのは一部店舗とオンラインショップのみ。冷凍食品の存在は知っているけど、まだ食べたことがない人も多いはず。そこでここでは、商品を購入し食べてみました。

購入した商品はこちら

冒頭で触れたように、無印良品の冷凍食品は種類が豊富。「素材を生かしたお惣菜」シリーズだけでも14種類がラインナップされています。今回はそのなかから以下8種類を購入しました。

・「小松菜の白和え」
・「ぜんまいと揚げの煮物」
・「丹波黒豆と大豆の煮物」
・「京風うの花」
・「高野豆腐とえんどう豆の卵和え」
・「蓮根のきんぴら」
・「金時人参のなます」
・「千切り大根」
※価格はすべて税込390円

解凍方法は2通りで、水を入れた大きなボウルに、商品を袋のまま入れて20~40分つけます。または、冷蔵庫のなかに商品を入れておき、12~13時間かけて解凍することも可能です。

どれもおいしくて順位をつけがたい

同商品は前述の通り、袋のまま解凍します。一度解凍したものを再度冷凍することはできないため、保存が難しいのが難点。今回は、一度にすべてを食べ切ることができないので、保存容器を用意し、食べ切れなかったものは冷蔵保存しつつ実食することに。

すべて食べてみてわかったことは、どれもとにかくおいしいということです。正直、順位をつけるのがとても難しい。筆者の個人的な好みになってしまいますが、もっともおいしいと感じたのは…?

8位:「京風うの花」

おからやねぎ、人参、油揚げなどが入った「京風うの花」。ほどよい甘みと出汁の旨みを感じられる優しい味わいでおいしいです。無理やり難点をつけるのならば、一般的なうの花よりもややボソボソしているように思えたので最下位に。

7位:「丹波黒豆と大豆の煮物」

ふっくらと炊かれた黒豆と大豆は、甘めで昆布だしのきいた一品。人参も入っているから彩りもキレイです。筆者の個人的な好みでいうと、大豆の煮物には“具材として”昆布が入っているものが好きなので順位は低めにしました。

6位:「蓮根のきんぴら」

今回食べた商品の多くは、優しい味わいが特長だったのですが、「蓮根のきんぴら」はしょう油ベースのしっかりとした味付け。ほんのりと辛みもあり、ご飯がすすむのではないでしょうか。

5位:「小松菜の白和え」

小松菜や蓮根、人参、椎茸などが入っている白和えは、小松菜のシャキシャキ食感がよかったです。原材料名を見ると、「白和えの素(国内製造)」が含まれていて、豆腐の味もしっかりと感じられる一品でした。

4位:「ぜんまいと揚げの煮物」

しょう油や砂糖、昆布だしなどで味付けされた「ぜんまいと揚げの煮物」は、ぜんまい独特の風味と食感、そして出汁をたっぷりと吸った揚げが絶妙なおいしさ! ぜんまいは好みが分かれそうですが、苦手でなければ楽しめるはず。

3位:「金時人参のなます」

紅白がキレイな「金時人参のなます」は、酸味のきいたしっかりとした味わい。でも、まるみのある柔らかな酸味なので、食べづらさなどは一切ありません。普段の食事の箸休めや疲れているときに食べたくなる味わいです。

2位:「高野豆腐とえんどう豆の卵和え」

出汁がたっぷりと染み込んでふっくらとした高野豆腐がおいしく、さらにえんどう豆のぷちっとした食感で、食べているのが楽しくなります。ほかの商品同様に、昆布だしやしょう油の優しい味わいで食べやすいです。

1位:「千切り大根」

そして堂々の1位に輝いたのは「千切り大根」。シャリシャリとした食感の素材に、味がきちんとしみています。大根の臭みなどもまったくないので、自然なおいしさを味わうことができました。

今回実食した商品の多くは、しょう油や昆布だし、砂糖など、似たような味付けだったのですが、どれも優しい味付けで商品ごとの“素材のおいしさ”を楽しむことができ、どれもオススメ!

メインのおかずには物足りないですが、「もう一品ほしい」というときには活躍すること間違いなし。冷凍庫にいくつかストックしておくと便利なはず!
(文・奈古善晴/考務店)

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。