ジャポニカ学習帳復刻も翌日予約終了

第17回 今日の注目を紹介! ママニュースアンテナ
昆虫や花などの表紙写真が印象的な、ジャポニカ学習帳。小学生時代に愛用していた人も多いと思うが、子を持つ親や教師から「気持ち悪い」という声があがったことをきっかけに、2012年ごろから生産を停止。ファンからは、惜しむ声が上がっていた。

しかし、今年で45周年目の節目を迎えたショウワノートは、ネットショッピングサイトのAmazonとの共同プロジェクトによって、「ショウワノート 歴代ジャポニカ学習帳 復刻版5セット」を発売することを決めた。Amazonが今月7日に先行予約を開始したところ、様々なメディアで取り上げられ話題となり、翌日の8日正午には限定3000セットの予約数に達したため、先行予約の受付が終了するほどの人気ぶりだ。

ジャポニカ学習帳

同商品の発売に際し、Amazonでは2015年4月28日~2015年6月15日までの期間中、歴代のジャポニカ学習帳の表紙に関する人気投票を行っていた。1970年~2000年代頃にかけて発売されたジャポニカ学習帳80種類のなかから、好きな表紙をひとつ選ぶという内容で、年代別に上位3位までの結果が発表。全12種類中10種類を昆虫が占め、改めて昆虫人気の高さが証明された。復刻版の表紙には、各年代で1位に選ばれた、クワガワ(1970年代)、カブトムシ(1980年代)、チョウ(1990年代、2000年代)と、ジャポニカ学習帳の最初のシリーズのひとつである、ひまわりの5パターンが表紙を飾るようだ。

大人になって、昆虫が苦手になる人は少なくない。しかし、今回の反響の高さから察するに、復刻を喜んだのは当時を懐かしむ大人世代のようだ。

ネット上には、すでに再販を望む声も多く今後の動向が気になるところではあるが、発売元のショウワノートによると、すぐに再販される可能性は低いようだ。
(文・奈古善晴/考務店)

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