使ってみたお小遣いアプリはこちら
そもそもスマートフォンやタブレットで使えるお小遣いアプリは大人向けのものが多いですが、探してみると子どもでも使えそうなアプリがいくつかあります。そこでここでは、以下の3種類を実際に触ってみることに。
・「おこチョキ」
…お小遣い帳と貯金管理として使うことができます
・「WAN-CHUのおこづかい帳」
…可愛いナビゲーターのWAN-CHU(ワンチュー)と一緒に、目標金額を目指して貯金管理ができます
・「お金の貯まる 貯金箱アプリ」
…縁起のいいキャラクターを選び、お金をどんどん貯金していくシンプルなアプリです
どのアプリも大人向けの複雑な機能を搭載した収支管理アプリでなく、簡単な操作だけでお金を管理できるのが特長。それぞれの使い心地は?
「おこチョキ」
最初に試してみたのは、がま口財布のイラストが特長的な「おこチョキ」。
画面上部に、「支出」「収入」「詳細」「貯金」「設定」タブがあり、たとえばお小遣いをもらったら「収入」からもらった日付や金額、用途を入力して保存するだけです。
毎日の収支を入力・保存することで、「詳細」タブに一覧表示される仕組みで“大人なら”わかりやすいです。
しかし、前述の通り、「支出」「詳細」など、小さな子どもには難しい言葉が多く、“子ども向け”という観点では少しわかりづらいかもしれません。
「お金の貯まる 貯金箱アプリ」
次に試した「お金の貯まる 貯金箱アプリ」は、アプリ名の通り、貯金箱をイメージして作れているもの。
だから機能も限定されており、「目標額」を設定したらあとは「貯金する」または「貯金減額」をするだけです。
さらに、背景のイラストやキャラクターを豊富なイラストから選択できるので、子どもが興味を持ちながら貯金に取り組めそう。でも、収支の一覧表示がないので、いつどれだけお小遣いをもらったか(使ったか)がわかりません。
「WAN-CHUのおこづかい帳」
今回試したアプリのなかで、もっとも子どもでも使いやすそうと感じたのが「WAN-CHUのおこづかい帳」です。
同アプリは、最初に「貯めたい目標金額」や「貯めたお金の使いみち」「おこづかいをもらえる日」などを設定します。
あとは、「もらったお金」や「使ったお金」から収支の金額とメモ(用途)を入力するだけでOK。
保存した内容は「これまでの記録」で月ごとに一覧表示され、それぞれの項目をタップするとメモを見ることもできるので、いつ、何にお金を使ったのかが確認できます。
「支出」などの難しい言葉もなく、直感的に操作でき、カラフルなカラーリングは子どもでも飽きずに貯金を楽しめるのではないでしょうか。
ママの家計管理に比べれば、子どものお小遣いは少額です。とはいえ、しっかり管理するようにして、お金の大切さを学ぶきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
(文・奈古善晴/考務店)