パパに教えてあげよう!おすすめのデジタル名刺管理アプリは?

第79回 日常消費財の徹底比較 いいモノ買い隊
4月から新年度を迎えるため、身のまわりの掃除や整理整頓をしている人は多いはず。ビジネスパーソンの場合は、デスクの片付け以外にも、1年の間にたまった名刺の整理に頭を悩ませていることもあります。そこで、パパに教えてあげたくなる名刺管理アプリをピックアップしました!

名刺をデジタル化する

そもそも名刺管理をするためには、相手からもらった名刺を名刺ホルダーやボックスに「五十音順」や「時系列順」に並べて保管するのが一般的でしょう。しかし名刺はどんどん溜まり、いつかは名刺ホルダーがいっぱいになってしまいます。

そういった状況になることを防ぐために、1年に1度など、定期的に名刺を処分することも大切です。でも、処分したあとに名刺が必要になる可能性もあるため、データは残しておいたほうが無難。そこで便利なのが名刺をデジタル化して保存と管理ができる名刺管理アプリなのです。

色々試してみた結果…

App StoreやGoogle Playで「名刺管理」と検索すると、数えきれないほどのアプリがヒットし、“世界中でもっとも利用者数が多い”や“国内でトップシェアのスキャナと連動”など、いろんな謳い文句を掲げてサービスを提供しており、正直どれを使えばいいのかわからない…。

メジャーな名刺管理アプリは、名刺をスマートフォンのカメラで撮影し、アプリが名刺の内容を解読し、会社名や名前、電話番号をテキストとしてデジタル保存をしてくれます。さらにアプリによっては、保存した名刺を同僚とシェアできたり、相手からの電話着信時に名前を表示させたり、アプリ内でメッセージの送受信をしたりすることも可能。とはいえ、“名刺管理”という基本的な機能には、あまり大差がありません。

そこで今回は、名刺管理アプリのなかでは比較的メジャーであろう3種類をピックアップし、実際にスマートフォンのカメラで名刺を撮影、テキストの解読精度をチェックしました。

ちなみに撮影に使用した筆者の名刺は、漢数字や縦書きのアルファベットを使っていて、一般的な名刺よりも解読は難しそうな予感…。

まずはA社のアプリで撮影したところ、メールアドレスに含まれる数字のゼロがアルファベットの「o」と認識されたり、漢数字のファクス番号はハチャメチャな数字に変換されたりして、まったく使いものになりませんでした。

次に試したB社のアプリはA社よりも精度が高く、メールアドレスやファクス番号は正しい情報が入力されています。しかし、郵便番号がうまく認識されない結果に…。

入力精度が高かった「Eight」

今回試した3種類のアプリのなかでもっとも入力精度が高かったのは「Eight」というアプリです。同アプリで名刺を撮影すると、会社名やメールアドレスなどを「Eight」のスタッフが入力してくれるため、入力精度は99.9%。入力されるまでには少し時間がかかりますが、自分で修正する必要がないのは有り難いです。ちなみに一度に4枚まで名刺を撮影できるので、サクサクと登録作業を行えます。

知り合いと自動でつながれる

「Eight」のメリットは入力精度の高さだけではありません。「Eight」に自分の名刺を登録すると、知り合いと自動的につながることができます。

正直、突然知り合いがアプリ上に出てきたので戸惑いましたが、どうやら「どちらか一方が相手の名刺を登録している」「Facebookの友達になっていて、両者ともEightとFacebookを接続している」などの条件を満たしている場合のみ、自動的につながるようです。やや怖い気もしますが、筆者は“連絡をとりたいけど、新しい連絡先を知らない”方の連絡先をGETできたので、とても助かりました。

ほかにも、アプリ上でメッセージのやり取りができたり、電話がかかってきたときに相手の名前を表示させたりすることもできるのでとても便利です。

パパが気持ちよく新年を迎えられるように、名刺管理のサポートをしてあげてみてはいかが?
(文・奈古善晴/考務店)

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。