ベビーインカーステッカーとは

道路を走る車に目をやれば、「Baby in car」「Baby on board」などのステッカーを目にする機会は多々あります。赤ちゃんのパパやママなら「うちも付けた方がよいのかな?」と気になる人もいるでしょう。
しかし、そもそもなぜ、車にこのようなステッカーを貼る人が多いのでしょうか?ベビーインカーステッカーの意味や目的を紹介します。
意味や目的
ベビーインカーステッカーは、車に赤ちゃんを乗せていることを示すステッカーです。「赤ちゃんがいるため、イレギュラーな運転をするかもしれません」ということを、周囲のドライバーに伝えています。
赤ちゃんを乗せて走るパパやママは、赤ちゃんの様子を気にしながら走る必要があります。場合によっては走るスピードが遅くなったり、路肩に車を寄せたりすることもあるでしょう。
赤ちゃんを乗せていれば仕方のないことですが、後続の車に苛立ちや戸惑いを与えてしまう可能性があります。あらかじめ「赤ちゃんが乗っている」と知らせておいた方が、周囲のドライバーも「急停車するかも」「ゆっくり走ってあげよう」など、気をつけて走りやすいのです。
貼る場所
ベビーインカーステッカーは、「リアウインドウ」か「トランク部分のボディ」に貼りましょう。法律上の問題もなく、後続のドライバーからよく見える位置でおすすめです。
赤ちゃんの安全に万全を期したいパパやママのなかには、「前や横にもステッカーを貼った方がよいのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、フロントガラスやフロントサイドガラス、ナンバープレートに貼り付けてよいのは、法律で認められた標章や装置のみです。
違法な場所に認可外のステッカーを貼ると「不正改造」として警察の取り締まりの対象になり、「6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金」を受けるおそれがあります。車検にも通らないため、ステッカーを貼るのは後部のみに留めましょう
出典:道路運送車両の保安基準【2014.06.10】第29条(窓ガラス)|国土交通省
タイプは大きく分けて3種類

ベビーインカーステッカーを選ぶとき、必ずチェックしたいのが「どのように車に貼り付けるか」という点です。使い方や使う期間などに併せて、使い勝手のよいものを選びましょう。
ベビーインカーステッカーのなかから、「シールタイプ」「マグネットタイプ」「吸盤タイプ」の3種類を紹介します。
シールタイプ
シールのように剥離紙を剥がし、そのままリアウインドウガラスやボディに貼り付けるステッカーです。
より高い耐久性を求める場合は、「ラミネート加工」や角を取って「ラウンド加工」してあるもの、「UVカット加工」や「防水加工」があるものなどを選びましょう。剥がれにくく、悪天候や厳しい日射しにも耐えやすくなります。
ただし、シールタイプのステッカーは剥がすのに失敗すると車に傷や跡を残すおそれがあります。粘着力の高いシールタイプのステッカーを剥がすときは、「市販の剥がし剤を使う」「お湯をかけてシールの粘着層をやわらかくする」などの手間が必要です。
マグネットタイプ
マグネットタイプは、裏面がマグネットになっているステッカーです。付けたり外したりが容易なため、「赤ちゃんが乗っているときだけ付けたい」「車が複数あって、ステッカーも使い回したい」などというときに重宝します。
非常に便利で使い勝手のよいステッカーといえますが、ボディの材質を選びます。乗っている車が「アルミ製」や「樹脂製」などのボンネットを採用している場合、マグネットはくっつかないでしょう。
マグネットタイプを購入する際は、まずボディの材質をチェックしてみることをおすすめします。
吸盤タイプ
ゴムや合成樹脂でできた「吸盤」が付いているステッカーです。リアウインドウの内側に設置するため、風雨にさらされることはありません。マグネットタイプと同様に付け外しが簡単で、車を傷つけるおそれもないでしょう。
吸盤タイプで懸念されるのは、「吸盤の劣化」です。最初はぴったりくっついていた吸盤も、長く使うとくっつかなくなります。
「何度貼り付けてもすぐに落ちてしまう…」というストレスを感じるようになるかもしれません。吸盤の劣化を感じたら、都度交換が必要です。
おすすめのベビーインカーステッカー

近年は、ベビーインカーステッカーのバリエーションも増えてきました。見やすい・剥がしやすい・スタイリッシュなど、様々な特徴のあるおすすめのベビーインカーステッカーを紹介します。
ナポレックス「セーフティサイン きれいにはがせる外貼りステッカー」
ステッカーは、新素材フィルム「コーワシェルシート」を使った外貼りタイプです。粘着剤を使わない仕様で、通常のステッカータイプよりも楽に剥がせます。のり残りもなく、車を傷めにくいのはうれしいポイントです。
黒と黄色のデザインは道路標識のように目に付きやすく、後続車に高いアピール力を発揮します。サイズは、高さ約13×幅約11.6cmです。
・商品名:セーフティサイン きれいにはがせる外貼りステッカー
リッチェル「セーフティ反射ステッカー」
「3M(TM)反射シート」を使った、外貼りタイプのベビーインカーステッカーです。視認性が高く、暗い夜でも光を反射して目立ちます。後続車に「赤ちゃんが同乗していること」をきちんとアピールでき、安全運転を促しやすくなるでしょう。
このステッカーは、取り付けが容易なうえ、剥がすときののり残りがありません。車へのダメージを心配せずに使えます。
Sticker Shop Haru「baby in car ステッカー かわいいハート」
ステッカーは、絵柄部分だけが転写される仕様です。車のデザインやイメージを損ないにくく、スタイリッシュな仕上がりになるでしょう。
ステッカーの表示面は、耐水・耐熱・耐候性の高いシートを採用しています。色あせや剥がれの心配が少なく、厳しい日射しや悪天候も気になりません。
ただし、粘着力が高い分落とす手間も必要です。誤って車を傷つけたり、のりを残したりしないように注意しましょう。
ステッカーは、2種類のデザインかつ11色のカラーから好みのものを選べます。サイズは、Aタイプが高さ約11.7×幅約15cm・Bタイプが高さ約11.8×幅約15cmです。
・商品名:baby in car ステッカー かわいいハート
人気キャラのベビーインカーステッカー

ベビーインカーステッカーには、誰もがよく知る人気キャラクターを使ったものもたくさんあります。人気キャラクターが描かれたステッカーは注目を集めやすく、「赤ちゃんがいること」をより多くのドライバーに気づいてもらえるかもしれません。
様々ある人気キャラクターのベビーインカーステッカーから、おすすめの3点を紹介します。
メイホウ「マグネットセーフティサイン スヌーピー ハウス」
世界的人気を誇るビーグル犬「スヌーピー」が、かわいらしく寝転んでいるデザインです。マグネットタイプで、貼り付けの手間がいりません。購入したその日から、ぺたっと車に貼り付けて使えます。
真っ赤な犬小屋の背景に白い「BABY IN CAR」の文字を乗せたデザインは、視認性も良好です。赤ちゃんがいることを周囲にきちんとアピールできます。サイズは高さ約12.5×幅約16.1cmです。
シンセーインターナショナル「I’m DORAEMON カーセーフティサイン」
「ドラえもん」は、日本を代表する人気キャラクターのひとつです。青いボディに丸い目をしたその姿が目に入れば、「おっ」と注目する人は多いでしょう。
リアウインドウの内側に貼って使う、吸盤タイプのステッカーです。取り外しが簡単で、車を傷める心配がありません。ボディの素材を問わず使えるため、プレゼントにもおすすめです。サイズは、高さ約16×幅約13.7cmです。
セイワ「ハローキティメッセージステッカーセット」
特に女性からの支持を集める、「ハローキティ」のステッカーです。表・裏それぞれに文字や絵が描かれており、外貼り・内貼りの2WAYで使えます。黒と黄色で統一されたデザインは目に付きやすく、実用的です。
両面のデザインに書かれている言葉は「BABY IN THE CAR」と「CHILD IN THE CAR」の2タイプになっています。子どもの成長に合わせて貼り替えられて便利です。
特殊シート採用で、貼り付け面には粘着剤を使っていません。繰り返し貼ったり剥がしたりができ、べたつきが残らない仕様です。サイズは高さ約12×幅約11cmとなっています。
まとめ
ベビーインカーステッカーは、周囲の車に赤ちゃんが同乗していることを示すためのステッカーです。「必ず付けなければならない」というものではありませんが、周囲の理解と安全運転を促したいときに重宝します。
ステッカーの種類は、シールタイプ・マグネットタイプ・吸盤タイプの3種類です。「貼りっぱなしか、取り外す機会があるか」「車のボディの素材は何か」などをよく考え、使いやすいものを選びましょう。
マイカーにベビーインカーステッカーを付けて、不安なく赤ちゃんとのドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか?