シニア世代の4人に1人がFacebookを使っている
シニアのFacebookの利用率は、ここ数年、25%前後を推移しています。「シニア世代の4人に1人がFacebookを使っているなんて意外」と思った人もいるかもしれません。しかし、実は知人や趣味の仲間との交流にFacebookを使っているシニアの方は意外と多いんです!
疎遠になっていた旧友と再会できる
ここで少しおさらいしておくと、Facebookはインターネット上でユーザー同士が交流を行うSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の一種。Facebookではユーザーが日々あった出来事、知人に教えたいことなどを、日記のように投稿します。投稿された文章や写真はネット上に公開され、それを見た人がコメントを書き込んだり、お気に入りの投稿に「いいね!」ボタンを押して評価したりすることで、コミュニケーションをとることができます。
Facebookの魅力の一つが、「知り合いかも」として知人と思われる人を案内してくれること。自分のプロフィール情報を登録することで、共通の友達がいる人、同じ学校や職場などに所属している人がFacebookを利用しているかを教えてくれます。
あなたのご両親がFacebookを利用すれば、連絡が取れなくなった旧友が今どこで何をしているのか、わかるかもしれません。そこで、旧友の投稿にコメントすればコミュニケーションのきっかけにもなるわけです。
また、ご両親がFacebookを利用することには、その様子を家族が見守れるという利点もあります。ご両親が日々の生活のようすを投稿していれば、近況を知ることができ、離れて住んでいても安心できますよね。
また、ご両親がFacebookを始めたときには、ぜひ自分からも積極的にコミュニケーションをとってみてください。ご両親とFacebookを通じてコミュニケーションをとることで、家族との距離を縮めることができるのではないでしょうか。
趣味友を増やしてアクティブな老後を
もし、ご両親が趣味を通じて友達を増やしたいと思っているのであれば、コミュニティサイトを紹介すると良いかもしれません。
コミュニティサイトとは、インターネット上で同じ趣味や目的をもつ人が集まって、情報を交換したり、共通する話題で盛り上がったりするウェブサイトのことでSNSの一種です。大規模なサイトでは「ペット」や「グルメ」「絵画」「スポーツ」「アウトドア」など、ジャンルごとにユーザーが交流できる場所が用意されています。ほかにも、特定の趣味に特化したサイトもあれば、友人を募集することもできます。
この時、スマホがあれば投稿された写真を大きな画面で、お年寄りの方でも表示の拡大・縮小をカンタンに調整しながら見られます。電車やバスでの移動中、病院での順番待ちなどの際も、コミュニティサイトの投稿を眺めていれば、退屈されることはないでしょう。ペットの面白い写真が撮れたとき、美味しい料理を食べたときなどに、すぐ関係するコミュニティサイトに情報を投稿できるのも便利ですよね。
【コミュニティサイト例】
●らくらくコミュニティ
富士通が運営するコミュニティサイト。「うちのペット」や「家庭菜園・ガーデニング」といったジャンル別に、日々の活動や写真を発表したり、旬の話題について話し合ったりしています。「サークル」を作ることで、指定のメンバーだけが見られる掲示板を作成することも可能。サイトの利用者にメッセージを送ることもできます。
●趣味人倶楽部
DeNAが運営するコミュニティサイト。「コミュニティ」コーナーでは、「関東圏日帰り温泉へ行こう」や「関東周辺山めぐり」など、さまざまなテーマでメンバーを募集。掲示板的な機能もありますが、イベントへの参加者を募集しているものが多く、仲間と実際に会って趣味を楽しみたい方にオススメです。
家族や友人とのコミュニケーションを増やし、よりアクティブに人生を楽しむうえで、Facebookやコミュニティサイトは有効です。ぜひ、ご両親に紹介してみてはいかがでしょうか?
【さいごに】
Facebookやコミュニティサイトは二つ折り携帯電話でも利用できますが、ご年配の方にはスマホでの利用をオススメしたいところ。特に、Facebookはアプリを使うことで、更新をカンタンに確認できるようになります。
NTTドコモでは11月1日から「ウェルカムスマホ割」を開始しました。二つ折り携帯電話からスマホに機種変更すると、1年間にわたって基本使用料が毎月1500円割引されるので、ぜひご両親に勧めてみてはいかがでしょうか。
【参考】
ソニー生命保険「シニアの生活意識調査2017」