ベビーサークルは必要なの?

ベビーサークルを利用したことがないと、本当に必要なものか判断できない場合もあるでしょう。ベビーサークルが必要な理由を紹介します。
目が離せない時期に役立つ
赤ちゃんがハイハイできるようになると、家具にぶつかったり玩具を口に入れたりすることがあります。行動範囲が広がるとともに、思いもよらない行動を起こすことが多く、目が離せません。
心配だからといって付きっきりでいるわけにもいかず、家事やリモートワークの最中にハラハラしている人も多いのではないでしょうか。
そんなときに役立つのがベビーサークルです。ベビーサークルを利用すれば、赤ちゃんの行動範囲を制限し「安全な場所」で遊ばせられます。
安全な場所を確保できないと赤ちゃんを危険から遠ざけるために、抱っこやおんぶをする機会が増え、世話をする人の体に負担がかかってしまうことが心配です。ベビーサークルがあると心配や体への負担が減り、家事や仕事がはかどるでしょう。
ベビーサークルのタイプ

ベビーサークルには様々なタイプがあります。一見して違いが分かるものもあればそうでないものもあり、どれを選べばよいかか迷いがちです。タイプごとの特徴を見ていきましょう。
お手入れが簡単なプラスチック製
プラスチック製のベビーサークルは「軽量で扱いやすいこと」が特徴です。赤ちゃんが1人で遊べるように、壁面に玩具を取り付ける工夫がされたタイプもあります。人気があるタイプだけに種類も豊富で、イメージに合うものを見つけやすいでしょう。
表面がつるっとしているので、クレヨンや食べ物などの汚れが落ちやすく「衛生面」をキープしやすいところも魅力です。お掃除シートやウェットティッシュなどで表面を拭くだけで、簡単にお手入れできます。
インテリアになじむ木製
ベビーサークルはかさばるため、部屋の中に置いたときの存在感が大きいものです。インテリアにこだわりがある人にとって、プラスチック製のベビーサークルは、デザインの面で満足できない場合があります。
木製のベビーサークルはインテリアと調和させやすく、高級感もあるので部屋の雰囲気を損ねずに済むでしょう。
また、見た目がおしゃれなだけでなく、赤ちゃんの安全を守れるように「しっかりとした作り」になっているタイプが少なくありません。第1子、第2子と、長く使う予定がある場合にも重宝するでしょう。
軽量でコンパクトなメッシュタイプ
メッシュタイプはパイプとメッシュ生地で作られている場合が多く、軽くて持ち運びやすいのが特徴です。
底にマットが付いているタイプなら、急な来客のときなどにリビングに散らばっている玩具をベビーサークルの中にすべて入れ、隣の部屋に素早く運ぶこともできます。
コンパクトにたためるタイプもあり、帰省や旅行などでベビーサークルを持ち運びたいときにも便利でしょう。使わないときは、部屋の隅に置きたい場合にもおすすめです。
また、風通しがよく外から赤ちゃんの様子が見えやすいことも、特徴のひとつです。メッシュの部分を取り外して「丸洗い」できるタイプも多く、衛生面が心配なときにも向いています。
ベビーサークルの選び方

ベビーサークルの必要性を感じる人は多く、人気があるアイテムだけに各メーカーから多くの種類が出ています。どんな点に注意して選べばよいのか、見ていきましょう。
目的と場所に合わせてサイズを選ぶ
ベビーサークルを選ぶ際は、目的や使用する場所に合わせてサイズを選びましょう。部屋の広さは家庭ごとに違うので、大きさを間違えてしまうと、かえって生活しづらくなってしまうことも考えられます。
日中に赤ちゃんの遊び場にしたい場合、赤ちゃんが自由に動ける広さがある方がよいですが、一時的にじっとしていてほしいときの隔離場所として使う場合は、多少狭くても問題ありません。
必要に応じて「大きさを変えられるタイプ」を選ぶと、様々なシーンに対応しやすいはずです。
折りたたみができるか
ベビーサークルを常に出しっ放しにしておくか、使用しないときは収納しておくかどうかでも選び方が変わってきます。
昼間の2~3時間しかベビーサークルを使用せず、夜は家族のために部屋を広く使いたい、というようなケースでは折りたためるタイプが便利です。
折りたためるタイプなら来客時も部屋を広く使えます。時間帯によって、リビングと子ども部屋で使い分けたい場合も、たためた方が持ち運びやすいでしょう。
収納場所も確保しやすく、1人目の子どもが成長した後、第2子が生まれるまでの間が空いたとしても気軽にしまっておけます。
安全性をチェックする
大切な赤ちゃんが使用するものですから、安全性は軽視したくない部分です。「赤ちゃんがぶつかったとき、ケガをしないようにとがった部分がないか」「指を挟みそうな作りになっていないか」などもチェックしましょう。
赤ちゃんの成長は早いので、知らないうちにつかまり立ちするようになっていたというケースもあります。
赤ちゃんがサークルの縁をつかんでも、倒れる心配がない「頑丈なもの」を選ぶと安心です。また、衝撃を受け止める「マット」が付いているものだと、転倒したときもケガをしにくいでしょう。
プラスチック製のおすすめベビーサークル

プラスチック製のベビーサークルは種類が多く、かわいらしいデザインや赤ちゃんの興味をひくように工夫されているものがたくさんあります。安全性や機能性にこだわった、おすすめのアイテムを見ていきましょう。
日本育児「ミュージカルキッズランドDX」
壁面に「おもちゃパネル」が設けられ、世界の童謡が24曲流れる仕掛けや、赤ちゃんが好きなソフトミラーなどが設置されています。
成長に応じて遊べるように、壁面の上と下で仕掛けの内容を変えていることがポイントです。使用しないときはたたんで部屋の隅に寄せておけるので、急な来客や掃除の際に邪魔になりません。
接地面はガタつかないように、滑り止めが付いています。また、拡張パネルや専用マットなどのオプションが豊富にあるため、使用しやすいようにカスタマイズできるでしょう。対象年齢は6カ月~3歳半ごろまでです。
アイリスオーヤマ「ベビーサークル ベビーアイランド」
ドアパネルとジョイントパネルで構成され、好きな形に変形させて使えるベビーサークルです。部屋の空スペースに合った形にすれば、省スペースに役立ちます。
ドアは外側からロックできるので、赤ちゃんが勝手に外に出ることがなく安心です。縁には「丸み」があり、赤ちゃんがつかみやすいように取っ手が設けられています。つかまり立ちを始めたころの赤ちゃんにぴったりです。
パステルカラーの他にもパウダーグレーやブラウンなど、部屋になじみやすいカラーがそろっているところも魅力でしょう。対象年齢は6カ月~3歳半ごろまでです。
タンスのゲン「ベビーサークル ハイタイプ 大きい 14枚セット ドア付」
星の形がアクセントになったベビーサークルです。パネルを組み替えて変形できることが特徴で、部屋の隅に置きたいときは「L字形」広々と使いたいときは「八角形」というように、組み直して使い分けられます。
パネルの縦幅は最大で「66cm」の高さがあり、歩き始めるようになった赤ちゃんもしっかりと守ってくれるでしょう。
ドアパネルが外側からロックできるのも安心ポイントです。滑り止め付きなので、マットの上に置いてもズレにくい作りになっています。対象年齢は10カ月ごろからです。
木製のおすすめベビーサークル

木製のベビーサークルは、シンプルなデザインを求めている人におすすめです。インテリアを損ねずに、赤ちゃんの安全を守ってくれるでしょう。見た目と機能性の両方にこだわった、おすすめのアイテムを紹介します。
カトージ「木製ベビーサークル 扉付」
木製のパネルをジョイントでつないで使うタイプです。小正方形・長方形・大正方形・L字形というように、目的や部屋の広さに応じて、形状や大きさを自由に変えられます。
パネルは安全規格の「SG基準」に準じて「65.5cm」と子どもが乗り越えにくい高さとなっていて、安心です。
余計なデザインを排除しており、外から赤ちゃんの様子がしっかり見えます。出入りには、スライド式の開閉レバーが付いたドアパネルを利用しましょう。
すべてのパネルをつなぎ合わせたときの最大サイズは「170cm×170cm」と十分な広さがあり、大人が中に入って赤ちゃんと遊んだり寝かしつけたりしたいときにおすすめです。対象年齢は5カ月~2歳となっています。
・商品名:木製ベビーサークル 扉付
ファルスカ「ジョイントプレイペンネオ ドア付」
天然木で作られた、木の温もりが感じられるベビーサークルです。パーツの角はすべて丸く設計されているので、優しい手触りを味わえるでしょう。
ジョイントでパネル同士をつなぎ「好きな形に設置できるところ」も魅力です。工具の必要がなく簡単に組み立てられます。ドアは子どもには解除しにくいダブルロック式です。
別売りのミニジョイントベッドやパネルとつなぎ合わせて、拡張することもできます。対象年齢は5カ月~2歳です。
KoiHouse「たためる木製ベビーサークル 8枚セット」
「270度可動式」のジョイントパーツで、自由な形にアレンジできるベビーサークルです。形を変えたいときはジョイントのロックを外せば簡単に動かせるので、部屋の大きさに合わせて使いましょう。
スライドロック式のドアパネルを利用し、大人がまたぐ必要もなく楽に出入りできます。柵の隙間は「6.5cm」に設計してあり、赤ちゃんが頭を挟む心配がありません。
使用しないときは、折りたたんで小さくすることも可能です。たたんだ状態から再び使用するときは、ジョイントのロックを解除してから広げましょう。
一部、工具でつなぎ合わせなければならない部分がありますが、ネジをドライバーで留めるだけでよいため、工具の扱いに慣れていない人でも、それほど難しくないはずです。
メッシュタイプのおすすめベビーサークル

メッシュタイプは軽量なので、簡単に動かせるタイプを求めている人におすすめです。比較的小さなサイズのものが多く、スペースの無駄を省きたい人に向いています。
使用しないときにコンパクトに収納できるタイプも多いです。おすすめのアイテムを見ていきましょう。
RiZKiZ「折りたたみソフトベビーサークル」
ワンステップで簡単に開閉できる、六角形の折りたたみ式ベビーサークルです。広げたときの横幅は約135cmとなっていて、約2畳分の安全なスペースを確保できます。
折りたたむと横幅が約25cmまで小さくなり、コンパクトに収納したい人に最適です。収納バッグが付いているため、持ち運び用としても使いやすいでしょう。
六面のすべてがメッシュ素材となっており、どの方向からでも赤ちゃんの様子を見られます。敷きパッドや側面生地は取り外して丸洗いでき、いつでも清潔な状態で使えるのもうれしいポイントです。
入り口はファスナー式で、外側からのみ開けられます。対象年齢は5カ月~3歳ごろまでです。
Beideli「六角形 ソフトベビーサークル」
軽量なABSパイプとメッシュでできたベビーサークルです。パイプを接続するだけで簡単に組み立てられますが、床の設置面に「安定プレート」を設けた倒れにくい設計なので、安全面を重視したいパパ・ママから選ばれています。
側面は全面がメッシュ素材となっており、離れた場所からも赤ちゃんの様子を見守ってあげられるでしょう。
カバーは水洗い可能となっているため、気になる衛生面も安心です。本体の重量は3.46kgと軽量で、組み立てた状態のまま簡単に持ち上げることができ、掃除や移動の際も扱いやすくなっています。対象年齢は5カ月~4歳ごろまでです。
カトージ「プレイヤード ニューヨーク・ベビー2」
新生児期はお昼寝用のスペース、成長してからはベビーサークルとして使える便利なアイテムです。使用しないときはたたんでコンパクトにできます。キャスター付きとなっており、部屋の中を移動させたいときも楽チンです。
ベビーサークルの縁に「トイバー」を装着でき、三日月と星をモチーフにしたかわいらしいトイが付属しています。取り外し可能なので、赤ちゃんのお気に入りのトイを吊るして、興味をひけるでしょう。
また、側面には赤ちゃんのお世話に使用するタオルや、ウェットティッシュなどの小物を入れられるポケットが付いていて便利です。
ベビーサークルとして本体を使いたい場合は0カ月~2歳ごろ、お昼寝用のベッドとして使う場合は0~6カ月ごろまでを対象としています。
まとめ
ベビーサークルがあると、赤ちゃんの安全を確保しながら家事や仕事ができます。家の中で頻繁に抱っこやおんぶをしなくて済むので、肉体的な疲労も減らしてくれるでしょう。
きょうだいと遊ぶスペースを分けたいときや、一時的に安全な場所にいてほしいときも活躍してくれます。上手に使えば、子育て中の強い味方となってくれるはずです。
様々なタイプがありますが、使用する場所や目的に合わせて選ぶことが基本となります。コンパクトに折りたためるタイプや、置き場所に合わせて形を変えられるタイプを選ぶと、使いやすいでしょう。
お気に入りのベビーサークルを選んで、赤ちゃんを見守りながら自分の時間も確保しましょう。