赤ちゃんにバスマットは必要?

浴室で体を洗うとき、バスマットを使用していない場合もあるでしょう。大人だけなら不便を感じないかもしれませんが、赤ちゃんとでは入浴しづらい場合があります。バスマットが必要な理由を見ていきましょう。
お風呂タイムが快適になる
バスマットは赤ちゃんとの入浴をサポートし、快適にしてくれるアイテムです。小さな赤ちゃんの体は、筋肉が未発達でやわらかい状態です。自分自身で体を支えられず不安定なので、1人で座れないうちは入浴させるのにひと苦労でしょう。
浴室は泡や水分などですべりやすく、ママやパパが赤ちゃんを抱っこしているときにも万一の事故が起きないとも限りません。バスマットがあると「すべり止め」になり、転倒を防いでくれるでしょう。
沐浴をお風呂場で行う場合、「新生児」から使う人もいます。また、赤ちゃんは、沐浴を卒業する「生後1カ月ごろ」を目安に、大人と一緒に入浴するようになります。
バスマットに寝かせたり座らせたりしている間に体や頭を洗えるため、赤ちゃんとの入浴が楽になるはずです。「床の冷えから赤ちゃんの体を守る」効果も期待できます。製品ごとに対象年齢が記載されているため、使用期間に合ったものを選びましょう。
赤ちゃん用バスマットの種類

赤ちゃん用のバスマットはいくつもの種類があるため、違いがわからなくなりがちです。一緒に入浴しているときの状況をイメージすると、選びやすいでしょう。赤ちゃん用のバスマットの種類と、それぞれの特徴を紹介します。
寝かせるタイプ
赤ちゃんを寝かせて使えるバスマットは、赤ちゃんが転がっていかないように、体にフィットするような「くぼみ」が設けられていることが特徴です。
「寝かせるタイプ」は赤ちゃんの体を支える必要がなく、両手が自由になります。寝かせた状態で頭や体を洗いたいときにおすすめです。
「新生児期から2歳ごろ」までを目安に作られているものが多いですが、対象年齢は商品によって違います。寝かせた状態でも洗いやすいように、形状に工夫がされているものが多いです。
赤ちゃんを同じ場所でじっとさせておけるため、ママやパパが自分の体を洗っている間も安全に待っていてもらえるでしょう。
床に置くタイプ
浴室の床に敷いて使えるタイプは、赤ちゃんがハイハイできるようになり、活発に動き回る時期でも使いやすいことが特徴です。
小さな子どもたちを、まとめて入浴させたいときも役立ちます。1人を洗っている間、もう1人はバスマットの上で待っていてもらえるでしょう。大きめのサイズを選ぶと、子どもだけでなく大人もバスマットの上で快適に過ごせます。
衛生的に使用するために「水はけを考えて作られたタイプ」や、使用しないときは「コンパクトにできるタイプ」が便利です。保温性だけでなく、「メンテナンスのしやすさ」を考えて作られているものを選びましょう。
浴槽内に敷くタイプ
浴槽内に敷いて使えるタイプは接地面に「吸盤」が付いており、ズレないように工夫されているものが少なくありません。
赤ちゃんがつかまり立ちをするようになると、浴槽のふちをつかんで立とうとすることがあり危険です。浴槽内にバスマットが敷いてあれば、安心できるでしょう。「お湯を入れてもすべりにくい工夫」がされているものが多く、赤ちゃんを安全に入浴させてあげられます。
寝かせるタイプのおすすめバスマット

まだ1人でおすわりできない時期の赤ちゃんは、「寝かせるタイプ」のバスマットを利用すると便利です。浴室内に安全な場所を確保でき、ママが1人で赤ちゃんを入浴させなければならない場合に大きな助けになってくれるでしょう。
寝かせるタイプのなかから、おすすめのアイテムを紹介します。
赤ちゃんの体にフィット「ひんやりしない おふろマットR」
保温性のある「発泡ポリプロピレン」でできたリッチェルのバスマットです。肌に触れたときにひんやりせず、温かさをキープできます。
赤ちゃんの体にフィットするように、立体的な形状に作られていることが特徴です。お尻があたる部分のくぼみにお湯を張っておけるため、温かく過ごせるでしょう。
水切れがよく、お手入れが簡単なところもおすすめなポイントです。女性でも片手で動かせるほど軽量なため、簡単に扱えます。対象年齢は「新生児~6カ月」です。
肌触りが優しい「お風呂用ねんコロマット」
「スポンジ素材」で作られた赤ちゃん用バスマットです。デリケートな赤ちゃんの肌にも使える肌触りのやわらかさが人気を集めています。
寝かせたときにフィットするようにくぼみがあり、赤ちゃんの体を安定させた状態で洗ってあげられるでしょう。スポンジにお湯を含ませておけば、温かい状態で使えます。
使用後のメンテナンスは水気を切って軽くした状態で、付属のロープを使って吊るしておくだけです。吊り下げた状態で、乾燥と保管ができます。
比較的安価で入手できるため、「おすわりができるようになったら床に敷いて使うタイプのバスマットに切り替えたい人」や「試しに使ってみたい人」にもおすすめです。対象年齢は「0~5歳まで」となっています。
くま型がキュート「スポンジバスマット くま」
「ポリウレタンフォーム」を使用した、肌あたりがやわらかいスポンジ型のバスマットです。縦の長さが47.5cmとコンパクトサイズで、狭い浴室でも使用しやすいでしょう。
本体に紐が付属していて、吊るした状態で水気を切ったり保管したりできるところもポイントです。バスマットの水気を切った状態で入浴後の赤ちゃんを寝かせておくと、クッション代わりにもなります。
水気を吸い取ってくれる素材のため、お風呂上りにじっとしていてほしいときに利用する方法もおすすめです。
・商品名:スポンジバスマット くま
床に置くタイプのおすすめバスマット

「床に置けるタイプ」のバスマットは、複数の子どもがいる場合でも使いやすく、選び方次第では大人も使えるところが魅力です。
子どもの興味を引くようにデザインを工夫したものや、機能性が高いものも少なくありません。おすすめのアイテムを見ていきましょう。
車好きの男の子に「トミカ いろんなくるま お風呂マット」
マットの上にロンドンバスや救急車などの、様々な車がプリントされたバスマットです。乗り物が好きな子どもなら、お風呂に入るのが楽しみになるでしょう。
車だけでなく数字や記号も描かれていて、子どもの「知的好奇心」を高めるデザインとなっています。赤ちゃんのときだけでなく、成長してからも役立ってくれそうです。使用後は軽く水気を切って浴室の壁に立てかけておくだけの仕様で、簡単にメンテナンスできます。
・商品名:トミカ いろんなくるま お風呂マット
広さ重視なら「EVA樹脂製 ソフトタイプ 風呂マット ダブルサイズ」
クッション性が高く、丈夫な「EVAラバー」を使用したバスマットです。一般的なマットよりも大きく「幅約85×長さ120cm」の大きさがあります。
ジョイントして使用するタイプとなっていて、分割すればお手入れも簡単です。1人で使うときは小さく、子どもと一緒に使うときは全面を大きく使うこともできるでしょう。
「防カビ加工」が施され、気になる黒ずみ汚れなどが付きにくくなっています。裏面はすべりにくい加工がされており、安心して使えるでしょう。シンプルなデザインで、比較的どんな浴室にもマッチしやすいはずです。
ユニークな畳型のお風呂マット「お風呂畳 ミニサイズ」
浴室で使えるように加工された、ミニサイズの畳です。さらっとした触り心地と、温かさを確保できます。和室に使用される畳とは違い「樹脂加工畳表」や「発泡材プラスチック素材」などが使用されており、濡れてもふやけたり腐ったりすることがありません。
浴室用の洗剤を使用して洗浄でき、使用後に水を切って立てかけておけばカビを防げるでしょう。通常の畳より軽く、女性でも簡単に扱えます。
見た目は畳そのもので、浴室を落ち着いた雰囲気にできるところも魅力です。赤ちゃんだけでなく、大人にとっても心地よい場所になるでしょう。
・商品名:お風呂畳 ミニサイズ
浴槽内に敷くタイプのおすすめバスマット

小さな子どもは浴槽の中でもアクティブに動くことがあり、足をすべらせて思わぬ事故につながることが少なくありません。ときには、赤ちゃんだけでなく大人も足をすべらせてしまうことがあります。
すべり止めが付いていない浴槽の場合、バスマットがあった方が安心できるでしょう。浴槽内に敷いて使えるタイプのバスマットのなかから、おすすめの商品を紹介します。
くるくる丸めて収納できる「お風呂マット 浴槽用」
天然ゴムで作られた浴槽用のバスマットです。表面に卵型の凹凸が施され、すべらないように工夫されています。裏面には強力な吸盤が付いていて、浴槽の中でもズレにくい仕様です。
幅約40×長さ約80cmと十分な大きさがあり、子どもだけでなく大人も安心して使えます。上手に使用するには、お湯を入れる前に吸着面をしっかりと密着させておきましょう。
やわらかく軽量な素材でできているため、浴槽の縁にかけておいたり、丸めて収納したりと扱いやすい商品です。
海の生き物と一緒にお風呂「お風呂マット 吸盤付きノンスリップバスマット」
表面に凹凸加工が施された、すべりにくいバスマットです。赤ちゃんが喜んでくれそうなカラフルなデザインが特徴となっています。
魚・亀・ヒトデなどのかわいらしい水辺の生き物が描かれており、浴室を楽しい場所にしてくれるでしょう。海をイメージした「オーシャン」と「フロッグ&ダッキー」の2種類のデザインから選べます。
裏面にはいくつもの吸盤が設置され、ズレにくい仕様です。上からギュッと押して、しっかりと吸着していることを確認してから使いましょう。
赤ちゃん用バスマットのお手入れ方法

赤ちゃん用バスマットを清潔に使用するには、日ごろのお手入れが欠かせません。水垢やカビなどで汚れたバスマットでは、気持ちよく使用できないでしょう。衛生的に使用するために、お手入れのポイントを紹介します。
使用後はしっかり乾かす
赤ちゃん用のバスマットを使用するにあたって、衛生面が気になる人は多いでしょう。いつでも清潔な状態にしておくには、「水気を切って保管すること」が大切です。
水分が付着した状態が長く続くと、「カビ」が発生してしまいます。使用後は水気をよく拭き取るか水分を押し出すなどして、よく乾燥するように干しておきましょう。
「フックにかけて吊るせるタイプ」を選ぶと、接地面がカビてしまうことを防げます。できれば、週に1回程度は風通しがよい場所で「陰干し」をして、しっかりと乾燥させるとよいでしょう。
まとめ
赤ちゃんと入浴する際はバスマットがあると、安全で快適に過ごせます。すべり止めになるだけでなく床から伝わってくる冷えを防ぎ、浴室を過ごしやすい場所にしてくれるでしょう。
赤ちゃんを寝かせて使えるタイプなら、1人でおすわりできない時期も体を洗いやすくなり、楽に入浴できるはずです。
必要に応じて、浴室の床に敷いて使うタイプや浴槽の中に敷けるタイプなどを使用することもおすすめします。お気に入りのバスマットを見つけて、快適に入浴しましょう。