妊娠前に知っておきたい!お口の中のはなし

妊娠前に知っておきたい!お口の中のはなし

性の口の中は女性ホルモンの影響を受けやすいことをご存知ですか?特に妊娠を考え始めた時や妊娠中に気を付けたいのは、磨き残しなどにより歯の表面に付着する「歯垢」が原因になって起こる「歯周病」。 歯科医の志村真理子先生に妊娠と […]

性の口の中は女性ホルモンの影響を受けやすいことをご存知ですか?特に妊娠を考え始めた時や妊娠中に気を付けたいのは、磨き残しなどにより歯の表面に付着する「歯垢」が原因になって起こる「歯周病」。
歯科医の志村真理子先生に妊娠と歯のトラブルの関係、毎日の歯みがきが大切な理由について教えてもらいました!

知っておきたい!歯周病と妊娠の関係

日本人の成人8割以上はかかっているといわれる、実は身近な歯周病。
中でも妊娠中の女性が歯周病にかかっていると、早産や低体重児出産のリスクが高くなることが指摘されています。
そのリスクは、他の要因であるタバコやアルコール、年齢(高齢出産)などよりもはるかに高く、実に7倍にも!

歯周病のある人はない人に比べ、早産のリスクが2.27倍、低体重児出産のリスクが4.03倍と非常に高くなっています。(Am J Obstet Gynecol,196:135,2007.)

なんで歯周病がリスクを高めるの?

リスクを高める理由は、大きく2つ考えられます。

歯周病菌が、歯茎の血管から血流に乗って胎盤にも流れ込み、お腹の赤ちゃんに感染。胎内での発育を妨げられ、低体重児出産のリスクが高まります。
歯周病菌が生み出す“炎症物質”により、誤って出産を促す子宮収縮のスイッチが入ってしまい、早産のリスクが高まります。

大切な赤ちゃんを守るためにも、毎日の歯みがきを意識してみましょう!

妊娠中の歯のトラブル 3つの理由

早産や低体重児のリスクを高める歯周病は、妊娠中に悪化しやすくなると考えられています。

理由① 女性ホルモンの影響

妊娠すると増加する女性ホルモン「プロゲステロン」や「エストロゲン」の影響で歯茎(歯肉)が敏感になり、炎症が起こりやすくなります。また、一部の歯周病菌は、エストロゲンを利用して増殖するともいわれています。

理由② 妊娠による免疫力の低下

妊娠中は免疫力が低下するため、歯周病菌も虫歯菌も増えやすくなります。

理由③ つわりによる歯磨き不足と食生活の乱れ

つわりの時期は吐き気により歯みがきが不十分になることも。また、空腹になると気持ちが悪くなることがあり、歯みがきする間もなくいつも何かを食べ続けることも、歯周病菌を増やす原因になります。

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