●寝る前に準備することは?
子どもが寝る際には、必ずトイレに行かせるようにしましょう。寝ている最中に、トイレに行きたくなってしまうと、眠りの質が落ちてしまい、十分な睡眠をとることができなくなります。おもらしを防ぐためにも、寝る前のトイレ習慣は効果的です。
また、翌朝に楽しみを用意しておくこともいいでしょう。例えば、子どもに翌朝の朝食で食べ物を聞いておき、実際に翌朝の食卓に並べるようにします。そうすると、子どもは起きる楽しみがあるため、普段よりも起きやすくなる傾向があるそう。
●起こす際に注意するべきポイントは?
子どもに限らず、人は無理やり起こされることに対して、拒否反応を示しがちです。朝になっても起きてこない子どもに対して、布団をどけたり、体を激しくゆすったり、大声で起こそうとするのはあまり良い方法とは言えないかもしれません。朝になったら、まずは部屋のカーテンをすべて開けて、寝ている子どもに太陽の光を浴びせます。まわりが明るくなることで、体が自然と起きようとするので、あまりグズらずに起きられるようになるのだとか。他にも、子どもが好きな音楽をかけて、楽しく目覚められるような工夫をするもの効果があるそう。
とはいえ、いつまで経っても親が起こしてあげることはできないでしょう。ある程度の年齢になったら、子どもに対して「もう起こさないからね」と伝えることも大切。子どものなかに、自分で起きなければならないという危機感が生まれて、少しずつ自分で起きられるようになるのだとか。
ママにとっては、朝は忙しい時間帯。いつまでも子どもが起きてこないと、家事が進まずに怒りたくなることもあるでしょう。ですが、怒ってしまうと子どもに悪影響を与えてしまう可能性があります。朝はとびっきりの笑顔で起こしてあげられると、子どもも楽しく起きられるかもしれまん。
(文・奈古善晴/考務店)