大切な思い出を残す写真。台風や大雨、津波で濡れた写真を消さないための保存方法

大切な思い出を残す写真。台風や大雨、津波で濡れた写真を消さないための保存方法

写真をはがす・洗浄を行う際の注意

ここまで紹介した内容が、災害にあった直後に行う保存方法です。しっかり乾燥をする、また可能であれば冷凍を行えば、カビやバクテリアによる劣化を抑えられます。

その後、作業ができるようになったら、くっついてしまった写真をはがしたり、写真の洗浄を行うのですが、劣化の進んだ銀塩写真は水につけるだけで絵が溶けてしまう場合があります。
また、銀塩プリント、昇華型プリント、インクジェットプリントによって対応方法が違ってきます。どのタイプでプリントされたかもわからない場合もあるかと思いますので、もし専門のボランティアに依頼できるのであれば、写真を渡して洗浄を行ってもらいましょう。

被災写真救済ネットワーク – 写真救済・洗浄活動を行っている団体

こちらのページで、写真洗浄を行っているボランティア団体が紹介されていますので、相談をしてみてください。

もし、自分で行う場合には、万が一にそなえ、写真をスキャナーで取りこんだり、スマートフォンで撮影をして画像を残してから作業をしましょう。

写真をはがしたり洗浄をする前には、泥やカビなどを吸い込まないようマスクをして、使い捨ての薄いゴム手袋をして作業を始めます。

くっついてしまっている写真をはがす

銀塩プリントの場合

写真の隙間に水をすこしづつ浸透させ、ゆっくりとはがしていきます。なかなかはがれない場合には、しばらく水につけて自然に端からはがれるようになるのを待ちます。
全てはがれるまでに30分以上かかるものもあります。

昇華型プリントの場合

水に浸ける必要はなく乾燥させれば、自然とはがすことができます。

インクジェットプリントの場合

水につけて1分程度ではがれるようになります。染料インクのインクジェットプリントは水によって、色がにじんだり薄くなりやすいので、はがれたらすぐに水から取り出しましょう。
また水に弱い紙の場合は破れてしまうことがあるため注意が必要です。

写真がはがれたら、汚れを洗浄して乾燥させます。

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