貴重品をどう守る!?災害で増える盗難、避難時の防犯を考えよう

貴重品をどう守る!?災害で増える盗難、避難時の防犯を考えよう

犯罪事例(熊本地震でのケース)

2016年に発生した、熊本地震。本震から約2時間半後、近くの公園に避難した女性が、所有していたアパートに毛布を取りに行ったところ、空室で物置にしていた部屋に男性二人組が侵入し、部屋を物色した形跡があり、身柄を警察に引き渡され、任意捜査を経て、12日後に熊本県警に建造物侵入と窃盗未遂容疑で逮捕されました。
逮捕された男性二人は、「震災直後は、家が無施錠になると考え、窃盗目的で福岡から熊本に来た」と証言しました。狙われた部屋は、女性が本震直後に荷物を取った後は、無施錠になっていました。

熊本地震の際には、このケースも合わせて、空き巣(未遂も含む)が23件、飲食店と携帯電話販売店の出店荒らしが各1件のほか、忍び込み、ホテル荒らし、建造物侵入、金庫破り、事務所荒らし、避難所での置き引き、物置荒らし、ビニールハウス荒らし、車上荒らしがそれぞれ1件ずつ発生したと、熊本県警がまとめています。

避難するときには施錠を忘れずに

災害時に、自宅が危険な場所になった場合には、避難所など、安全な場所に避難することが必要です。避難中の空き巣などを防ぐためには、やはり、しっかりと施錠して自宅を後にすることが基本です。
避難する際には、通電火災を防ぐためにブレーカーを落としてから避難することが大切ですが、ブレーカーを落とすことと合わせて、施錠してから避難することを心がけましょう。地震の揺れなどによって、家屋に損壊が見られる場合でも、できる限り施錠することが大切です。窓はサッシに元々ついているクレセント錠に加え、補助錠もつけてロックしておくと万全です。
窓ガラスが割れている場合には、できればタンスや書棚などでふさいだり、板を打ち付けておくと、空き巣が侵入する際に手間がかかるので狙われるリスクを下げられる可能性があります。

また、家族やご近所などに居場所を知らせるために、避難先を紙に書いて玄関などに貼っておくというようなことも言われますが、これは防犯を考えると避けたほうがいいことです。
避難先を家族などに知らせるためには、災害伝言ダイヤル(171)や災害伝言板(web171)を使用するなど、日頃から家族と話し合っておきましょう。毎月1日と15日には体験利用もできるので、家族と一緒に体験しておくと、災害時にも少し冷静に対応できるようになるはずです。

関連記事:

ピックアップ

ピクトグラムから知る、災害時の注意
日本を守る地震予測。緊急地震速報や地震がおこる確率はどのように調べている?
人はどうやったら避難するのだろう?
災害に便乗した悪質商法に注意。高額被害や詐欺に加担してしまうことも!