初めての本格的なバー。初心者のためのマナーとルール

初めての本格的なバー。初心者のためのマナーとルール

第4012回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
棚にお酒が並び、バーテンダーがいてカウンターで落ち着いてお酒を楽しめるバー。そんな正統派のバーを、オーセンティックバーといいます。敷居が高そうだけど、ちょっと背伸びしてカウンターでお酒を楽しんでみたい。そんなバー初心者に向けて、東京・新宿でオーセンティックバー セブンスバイティーバーを営むバーテンダーの森 健さんに、バーでお酒を楽しむ方法を取材しました。

オーセンティックバーってどんなバー? 初心者でも楽しめる?

英語で「オーセンティック」とは、「本物の」「信頼のおける」という意味を持つ言葉。「オーセンティックバー」とは、伝統的で格式の高いしきたりを受け継いだ「正統派バー」を指します。明るくにぎやかな雰囲気のカジュアルなバーとは反対に、控えめな照明、格式高いしつらえがなされた静かな空間。お酒の専門的な知識や接客に長けたプロフェッショナルのバーテンダーがいて、シェイカーやミキシンググラスなどを使ってカクテルを作ったり、一人ひとりに合ったお酒や美味しい嗜み方を提案してくれるのもオーセンティックバーの特徴です。カウンターに座ってしっぽりお酒を飲むのって、かっこいいし憧れる!でも、お店に入るのすら緊張しそうだし、その場に馴染めるか不安です。

「お酒とバーの雰囲気を楽しみたい。その気持ちだけで十分ですから、ぜひ新しい世界へ飛び込むと思って、お店に入ってみてください。オーセンティックバーを利用したことがない、あまりお酒に詳しくないけれどスマートに注文したい、という方は、バーテンダーに自分の飲みたいものを伝えてください。甘いものがいいか?さっぱりしたものがいいか?タンブラーとカクテルグラスどちらがいいか?今の気分を伝えていただくだけでもいいです。バーテンダーはそんなコミュニケーションの中から、その方に合った一杯をお作りします。不安な方は、バーの席についたら『初めて来たんですけれど』『あまりこういうところに来たことがないんですけれど』と一言いただければ、お客様に合った楽しみ方をご提案させていただきますよ」

どれくらいの予算を見ておけばいい?

お酒もサービスも本格的で敷居が高いイメージがあるオーセンティックバー。すべてが高そう、というイメージがあり、どれくらいのお金をお財布に準備していけばいいのか、不安です。実際、どれくらいの価格帯だと考えておけばよいのでしょうか。

「当店では、1杯が1000円〜1500円。そこに700円の席のチャージ料がかかります。WEBでオーセンティックバーを探す場合、1杯1000円〜1500円位でお酒を出しているお店ならば、きちんとしたオーセンティックバーだと思っていいのではないでしょうか。フードも提供しているお店はありますが、基本的にオーセンティックバーはお酒を楽しむ場所として行くのがいいでしょう」(森さん)

服装や振る舞い方など、オーセンティックバーならではのマナーは?

正統派のバーであるだけに、マナーやルールがたくさんありそう。そもそもオーセンティックバーに行きたいときにはどんな格好をしていたらいい?また、映画やドラマでは、バーカウンターで隣り合った人と会話が始まるシーンがよくあるけれど、本当にそんな風に話しかけてもいいものなのでしょうか?

「服装は、普段着で大丈夫です。昔は男性だとジャケット着用などドレスコードがありましたが、現在はあまり聞きません。ただ、ビーチサンダルに短パンなど海に行くような格好だと、お店によっては入店をお断りされることもあるかもしれませんね。お酒を楽しむ際は、むやみに隣の人に話しかけたり、他のお客様とバーテンダーが会話しているところに割って入るのはなるべく避けた方がいいマナーです。一声かけていただいて、話題に入るのはさほど問題ではありませんが、いきなり会話に参加されると、先にお話していたお客様がためらってしまうこともあります。また、大きな声で話すことも注意した方がいいかもしれません。バーでは誰もがその空間を楽しめるように周りに気を配る、その場の雰囲気を読むということを頭の片隅に入れておいていただけたらと思います」

一人で行ったら、どんな風に楽しめばいい?

大人の響きがある「一人飲み」に憧れる人は多いものの、実際に一人でカウンターに座ったら、なんだか落ち着かなくてスマホをいじってばかりになってしまいそう。オーセンティックバーで一人飲みをする場合、どのように楽しめばいいですか?

「オーセンティックバーには、男女ともに一人でいらっしゃるお客様は結構います。実際、当店も一人でいらっしゃる方のほうが多いですよ。仕事帰りにバーのゆったりした雰囲気の中で一杯のお酒を飲み、オンオフを切り替えて自宅に戻る、という感じでお使いいただいたりもしています。あまり構えずにお酒と雰囲気を楽しむつもりで利用してみて下さい。

また、お一人でいらした場合は、気軽にバーテンダーに話しかけてみてください。本を読んだり、スマホを見たり、一人で時間を過ごしたいお客様にはあえてお声をお掛けしませんが、逆にお客様の方から話しかけられれば『今は話してもいい時間なんだな』と判断します。バーテンダーに話を聞いてもらいたくてバーに通うというお客様も結構いらっしゃいます。仕事の愚痴だったり、人間関係だったり、なかなか知り合いに話せないことでもここでなら話せることもあるようです。何かアドバイスなどするわけではありませんが、お酒を飲みながら話すことでスッキリして、気分転換のしてもらう。バーテンダーにはそんなセラピスト的な役割もあるんです」

でも、自分好みの空間を探すのってむずかしい…!そんな時におすすめしたいのが、ドコモの「dグルメ」。dグルメに登録すると、通常、食べログの有料会員しか受けられない「レストランランキング」などのコンテンツが使えるので、美味しいお店を探しやすくなります。さらに最大50%以上の割引が受けられる、お得なクーポンも盛りだくさん!dグルメは月額400円ですが、クーポンを上手に活用すると、かなり元が取れちゃいます。初回31日間は無料で使えるので、お試しで利用してみては?

(クレジット)
取材協力
7th by Tbar

セブンスバイティーバー

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