憧れのミニマルライフ!まずはワードローブのミニマル化から始めよう

憧れのミニマルライフ!まずはワードローブのミニマル化から始めよう

第4033回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
物質的に豊かな暮らしよりも、本当に必要な物だけで暮らす「ミニマルライフ」。憧れはあるけれど、どのように実践していいかわからない。そんな人は多いのではないでしょうか。ミニマルライフを目指すなら、まずは自分に必要なものを厳選して、それ以外は手放さなければなりません。今回は多くの女性が悩むワードローブのミニマル化のコツをお伝えしたいと思います。

服を上手に選んでひと月10着を着回す

「最近着ていないけれど、また着たくなるかもしれないからとっておこう」「古くなったけどまだ着れるかも」「これ高かったのよね」と、結局手放せないままになってしまう服。これが溜まると、クローゼットがまるで倉庫に。着たい服を探すのにもひと苦労、という状況にもなりがちです。

肝に銘じておきたいのは、“たとえ山ほどの服を持っていても、実際に着ているものはじつは少ない”ということ。たくさん持っているのが幸せなのではなく、少ないけれど必要なものは全てある!がワードローブの真骨頂。着回しがしやすい服だけを選んで、ひと月を10着くらいで着回します。たくさんの服の中から今日の1枚を探すとなると、それだけで時間も労力もかかりますが、持っている服をミニマルにしておけば、選択肢が限られコーディネートを決める時間の短縮に。さらに、自分が好きな服に絞って持つようにすることで、毎朝コーディネートが楽しくなり、前向きな一日を始められます。

ミニマル化を実践“最強の10着”の選び方

では、あふれかえるほどの服を10着に絞るには具体的にどうしたらいいでしょうか。その方法をお伝えしましょう。

①明日着回せる服を手持ちから探す
まずは、家にあるすべての服を1ヶ所にまとめて、ボトムスとトップスに仕分けします。1年分全てが大変ならば、冷房の季節と暖房の季節の2つの季節に分けて、半分の季節をやってみましょう。

②次に、ボトムス群の中から、自分にとっての今の季節に合う“最強のボトムス”を選出します。おそらく、普段よく着ているものがそれにあたります。どうしても悩んでしまう場合は、1週間のコーディネートを記録してみましょう。その中に一番多く登場していたボトムスが第一候補としてふさわしいです。

③ボトムスの1着が見つかったら、それに合う、今の季節に合うトップスを手持ちから3着選んでみてください。もう、それだけで3日間悩まずに着られます。

この時のポイントは、トップスはできるだけ違う色の名前のものにすること。いくらコーディネートしやすいからと言っても、全部黒、グレイでは同じ服を毎日きているように見えてしまいます。

④つづいて、もう1着、ボトムスを選びましょう。③で選んだトップスは組み合わせられますか?この時に、最初に選んだボトムスに合わせたトップスがそのまま使えれば、あなたの選び方は成功。もし、合わせられなければ、形か色の選び方が間違っているのかもしれません。

⑤最初に選んだトップスに合う、2本目のボトムスが選べたら、もう1着のデザインか色が異なるトップスを追加します。ここまでで、8日分の着こなしができます。

⑥これまでと同じような選び方で、3着目のボトムスを選びます。そしてトップスももう1着追加。

これで、15日分の着こなしが完成しました。一月はこれをもう一度繰り返して着るだけです。季節に合った羽織物をくわえ、アクセサリーやスカーフ、ストールを加えれば、さらに変化がつけられ、ひと月余裕の着回しが完成します。季節や温度感が変わったら、合わないものを抜き、今の季節に合う、長袖から半袖という具合にその分を入れ替えます。その抜いたものを、次の季節まで取っておくか、処分するか選択します。

実際にはこの10着以上を持つことになると思いますが、このように季節ごとに着回しのできる“最強10着” をベースに、他の服を時々加えていけば、ワードローブをミニマルに抑えられます。普段のコーディネートは最強の10着の中から安心コーディネートを。時間に余裕があるときは、他のアイテムを使ってちょっと違うコーディネートをしてみることで、気分転換にもなりますね。慣れてくると、自分に合った買い揃え方が自然とわかるようになり、買い控えにもつながります。
この10着のコーディネートを考えるときに役立つのが、パーソナルカラーの色分けのコーディネート、似合う色のタイプが分かっていればそれを利用するのが一番です。似合う色がわからない人は、「持っているものの色を見直そう(暮らし)」を参考にしてみてくださいね。

関連記事:「持っているものの色を見直そう(暮らし)」

「trunk(トランク)」なら季節外れのものを保管してもらえる

ミニマリストに憧れたとしても、山ほどある服からいきなり10着に絞るのは至難の業。やはり捨てるか残すか迷う服もたくさん出てくると思います。ただ、そのような“迷い服”をクローゼットに置いておいては何も変わりません。最近は、普段使わないものを保管してくれる「収納サービス」があるので、それらを利用して、いったん“保留服”にしておくのもアリ。期間を決めて、最後まで必要性を感じなければ、もうそれは捨てていい服ということになります。

収納サービス「trunk(トランク)」なら、アプリから申し込み、箱に詰めて送るだけで一箱で最大30アイテム、重さ20kgまで収納可能。しかも、「預け入れたけど不要になってしまった」という服は、アプリ内のフリマに出品することもできます。取り戻したくなった服はワンタッチで宅配してくれます。「家の収納が少ない」「なるべくモノを置きたくない」という人は、季節外れの服を預けて、その季節になったら届けてもらう、と習慣化してもいいかもしれませんね。
賢く服を選んで、賢く保管する。ミニマルライフを実現するために、ご紹介したコツをぜひ活用してみてくださいね。

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
趣味なび

お話を聞いた人

岩井ますみ先生
岩井ますみ先生
イリデセンス
大学卒業後、アパレルメーカー、スイス系商社勤務後、1992年よりカラーコーディネーターに。1993年、独立して「色と香りの生活提案 イリデセンス」を主宰。2014年より、40代以降の女性を中心にした「大人のおしゃれレッスン」を開講。また認知症予防専門士の資格を生かし、認知症予防活動「おしゃれで脳トレ」の講演、地域に根ざした活動「いきいき生きがいプロジェクト」にも力を入れている。
大学卒業後、アパレルメーカー、スイス系商社勤務後、1992年よりカラーコーディネーターに。1993年、独立して「色と香りの生活提案 イリデセンス」を主宰。2014年より、40代以降の女性を中心にした「大人のおしゃれレッスン」を開講。また認知症予防専門士の資格を生かし、認知症予防活動「おしゃれで脳トレ」の講演、地域に根ざした活動「いきいき生きがいプロジェクト」にも力を入れている。