雇用形態によるメリットデメリット
さまざまな働き方がありますが、まずはどのような働き方があるのでしょうか。
【正社員】
メリット
他の就業形態に比べ、一般的に高い収入が得られるだけでなく、賞与や福利厚生などの恩恵を受けることもでき、社会保険への加入も可能。
デメリット
仕事と家事・育児に専念することになるため、自分の時間がとりにくくなる。
また、どうしても仕事を優先せざるを得ない日もあり、PTAや運動会、授業参観などの行事に影響が出やすい。
【契約社員】
メリット
職種・仕事内容が決まっていることが多く、自分の経験と得意分野を生かすことが出来る。
会社によっては、正社員への道が開ける場合もある。
デメリット
正社員に比べ、収入が低い傾向にあり、賞与や退職金が出ない企業もある。
契約期間が定められているので、更新されない場合は退職しなければならない。
【派遣社員】
メリット
パート・アルバイトに比べて時給が良く、仕事によっては残業も発生しないことから、仕事と育児の両立がしやすい。
また、時短勤務や週4日出勤など、さまざまな働き方が選択できる。
デメリット
正社員と同等の仕事を行っていても、正社員よりも年収が低いこともあり、福利厚生等の待遇面でも劣ることがある。
また、契約期間が定められていることから、契約終了になると次の仕事を探さなくてはいけない。
【パート・アルバイト】
メリット
働く時間を自由に選べることも多く、保育園や学校などの時間に合わせて働くことができ、求人数も多い。
デメリット
収入が低くなりがちなため、複数の仕事を掛け持ちにすることも。結果、家庭や自分の体に負担が増えてしまうことがある。
シングルマザーの仕事選びのチェックポイント
業種や職種選びで、注意しておくべき点とはどこでしょうか?
子どもの年齢と預け先
子どもはどうしても急に体調を崩しがちです。
緊急時に親や親せきに預けられれば経済的にも安く済みますが、そういった身寄りが近くにいない場合は保育所や学童などの利用を検討することになります。
かかる保育料なども計算に入れて、給与・待遇面を考慮しなければなりません。
企業側の受け入れ態勢
家事・育児の時間に合わせた時短勤務を用意する企業や、特定求職者雇用開発助成金という、シングルマザーを雇用する企業に支払われる助成を受けている企業もあります。
そういった企業事例から調べてみるのもひとつの手です。
企業の将来性と自分の成長性
自分でコントロールできない要素のひとつに、企業の経営不振があります。
最近は会社の評判を調べることができるネットサービスもあるので、利用するのもいいかもしれません。
もうひとつの観点として、入社後に昇給しやすいのかどうかを調べておくことも大切です。
希望する企業に勤めているシングルマザーの声がネット上にないか、探してみるとよいでしょう。
配信: いまトピママ