お店の調査員「覆面調査(ミステリーショッパー)」
覆面調査(ミステリーショッパーともいう)は、お店や対象人物のサービスレベルを調査する仕事です。
在宅ワーカーがお客になりきって調査する店舗や現場へ行き、あらかじめ決められた項目に沿って評価を行い、報告します。
覆面調査の場所や対象はいろいろ
調査対象は、飲食店や銀行、スーパーなど発注者から指定された店舗や施設、またタクシーやバスなどの乗務員についてです。
接客サービスの調査や店舗の清掃状況について、示された項目に基づいて利用客を装いながら調査をして、スマホやパソコンから報告をするという流れで実施します。
食べ歩きが趣味なら飲食店調査がおすすめ
飲食店の覆面調査を例にあげてみましょう。調査には主に3つのポイントがあります。
サービスレベルのチェック
店内スタッフの身だしなみ
店舗の清掃状況
入店時の「いらっしゃいませ」という声がけにはじまり、席への誘導、オーダーのとり方や料理の出し方、待ち時間、会計の様子というように、場面ごとに指示された項目に沿ってサービスレベルをチェックします。
また、接客するスタッフの笑顔や髪のまとめ方、制服の着こなしなど、清潔感があり気持ちのよいサービスが提供できているかも調査項目となることが多いです。
そして、店舗内の清掃が行き届いているか、トイレは清潔かなどの清掃状況というように、指定店舗についてさまざまな角度からチェックします。
チェック項目は案件ごとに細かく指定されていることが多く、調査項目の数に応じて、報告作成から提出まで、数十分から2時間程度が必要です。
報酬は、あり・なし両タイプあり
覆面調査には、報酬(謝礼となる場合もある)が発生する案件と発生しない案件があります。
報酬が発生する場合は、調査内容と項目数に合わせて、千円前後から数千円という案件が多いです。
飲食店やテーマパークの調査の中には、飲食代や入園料が保障されるかわりに報酬は発生しない、というものもあります。
調査の仕事に何を求めるのか、報酬なのか、家族と楽しむ機会ととらえるのかによって案件を選ぶとよいでしょう。
覆面調査に向いているのはこんな人
おいしく食事をいただき、かつ収入にもなる飲食店の調査は、食べ歩きが趣味の方にピッタリです。
飲食代は実費支給されることが多く、楽しみながら仕事ができます。
覆面調査全般としては、チェック項目に沿って予定日時通りに調査を遂行できる人。
指定された質問内容でスタッフに話しかけて、答え方をチェックする案件もあるので、度胸がある人が向いています。
アクティブ派は、ぜひ「フィールド調査」を!
在宅ワークには、外に出て行う「フィールド調査」というジャンルもあります。
写真や街歩きが趣味という方には仕事に活かせることも多く、楽しんで取り組めます。
「フィールド調査」の種類
「フィールド調査」には、地図情報の更新のために指定された場所で写真や動画の撮影などを行い、現地を調査する仕事があります。
また、店舗の商品状況を把握する「ラウンダー」、教室やお店を知ってもらうための「チラシ配布」なども人気の仕事です。
スキマ時間に気軽に始められる単発の仕事も多い
フィールド調査で写真撮影をする場合、一眼レフカメラなど特別な機材を使うことはあまりありません。
発注者から指定されたアプリケーションを使ってスマホやタブレットで撮影する案件が多く、撮影技術がなくても始められます。
街頭でのアンケート調査やチラシの配布なども単発で行うことが多く、気軽に始められる仕事として注目されています。
報酬単価は百円前後から。ノルマの有無もチェックしよう
報酬は1件あたりで単価設定されている仕事が多く、内容として簡単なものだと1件百円前後からです。
1日あたりのノルマが設定されている仕事があるので、請け負うときは、条件をしっかりと確認しましょう。
フィールド調査に向いているのはこんな人
フットワークが軽く、稼働時間内は迅速に動ける人、仕事をもくもくとこなせる人が向いています。
スキマ時間を使って仕事をすることができるので、本業を別に持っている人でも、自分の都合とうまくスケジューリングできる人なら、そつなくこなすことができます。
配信: いまトピママ