■ズボン
腰から下つける洋服で、足部を二股にした外衣のことを総じて「ズボン」と呼びます。語源はフランス語の「ジュポン(jupon)」。本来は女性がスカートの内側に履くペチコートの意味でしたが、それがなぜ男性も着用する現在のズボンを指す言葉に転じたかはいまもハッキリしていないそう。また、「ズボン」の由来を「ずぼんと足が入るから」という説もありますがが、現在これは後世に作られたダジャレであるといわれています。
■パンツ
現在の意味は「ズボン」と同じ、二股になった外衣の総称です。イギリス英語で「パンツ」は下着を指しますが、アメリカ英語ではズボンのことを指します。米国文化が日本に浸透していき、外衣を指す機会が増えたようです。
結論としては「ズボン」も「パンツ」も同じ。でも、「ズボン」の由来がフランス語とされているなんてちょっと意外でした。また、イギリス英語で「パンツ」が下着を指すなら、「ズボン」のことをなんて呼ぶのか気になりませんか。正解は「スラックス」。スラック(slack)とは「ゆるい」という意味で、本来はゆったりした形のズボンを指していましたが、現在では裾があまり広がっていない細身のものを指す場合が多いそう。ファッションと一緒に言葉も変化していますね。
(アリシー 編集部)
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