高齢での妊娠や出産のリスクを知っておこう

高齢での妊娠や出産のリスクを知っておこう

不妊治療、体外受精。いまでは当たり前のように聞かれる言葉になりました。それもそのはず、2015年には、約5万1000人の赤ちゃんが、体外受精により誕生しています。その年に生まれた子どもの20人に1人にあたり、小学校でいえ […]

高齢出産には流産が多いの?

答えは「YES」です

卵子や精子に染色体のエラーがあって、一度着床はしたけれど、流れてしまうことがあります。これを「化学流産」といいます。妊活をしている人は、早ければ4週間ほどで妊娠に気づきますが、この妊娠を継続できない場合があり、年齢が上がるほど、その確率は高くなります。35こうした流産はドロッとした血の塊が出ますが、特に痛みはなく、重い月経だと思って見過ごされることがよくあります。

染色体異常の赤ちゃんが生まれる確率は高くなる?

答えは「YES」です

これは個人の感じ方による、といえるかもしれません。先ほど「卵子が老化すると、染色体のエラーが起きやすくなる」といいましたが、それによって赤ちゃんに障害が出ることは確かにあります。では、ここで質問です。その確率が何%なら、あなたは「障害児が生まれやすい」と思いますか?

染色体のエラーによって生じる障害のうち、代表的なものは「ダウン症」です。以下に、ダウン症の赤ちゃんが生まれる確率を年齢別に示します。

年齢
ダウン症の赤ちゃんが生まれる確率

25歳
1/1250

30歳
1/952

35歳
1/378

40歳
1/106

45歳
1/30

※「カウンセリングマニュアル」改訂第2版(南江堂)より

35歳と45歳の間に、大きな差があることは間違いありません。が、この確率を高いと見るか低いと見るかは、人によるのではないでしょうか。こうして数字で見ると「障害児が生まれると困るから、妊娠出産はあきらめる」とするのは、杞憂に過ぎないと感じられる人もいるはずです。

また、こうした子どもの障害は、若い卵子でもたらされることもあれば、卵子ではなく、精子が原因になることもあります。どちらのせいか、犯人探しをするのは全くもって無意味です。さらに、妊娠中は順調に育っていたけれど、分娩時のトラブルで、赤ちゃんに障害が残ることもあります。それでも生まれてくれば、かわいい赤ちゃん。愛情を注ぎながら育てているお母さんたちはたくさんいます。「高齢出産」ばかりが障害の原因ではないのです。

高齢での妊娠や出産の現実を踏まえて妊活をすると、子どもに恵まれれば幸せだし、子どもに恵まれなくても、自分に納得がいくのではないでしょうか。闇雲な妊活ではなく、正しい情報に基づいた妊活が、結局は自分のためになるのです。

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カラダのキモチ
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ドコモ・ヘルスケアがお送りするカラダのキモチコラム。女性のライフステージに合わせて、女性ホルモン、基礎体温、妊活などの情報や、ダイエットや冷え対策など日常生活で役立つ情報をお届けしています。
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