災害時にマスクをした方がよい理由
マスクは新型コロナウイルスの感染拡大で生活必需品になっていますが、災害時にはさらに重要なアイテムになります。
避難所などは密になりやすく、ソーシャルディスタンスを保つことが難しい場合があります。特に地震が起きた際には建物の崩壊によりほこりなどが舞っていたり、衛生状態が悪化したりすることもあります。
そのため、災害への備えとして今回は「簡易マスク」の作り方を紹介します。作り方を知っておけば、どうしても市販のマスクが入手できない時も、いざという時にも安心です。お好みの柄の生地でつくれば、子どももマスクを着用するのが楽しくなるはず。たくさん作ってバザーに出品することもできますよ。
手作りマスクの効果は?
手作りマスクを作る前に、市販の不織布マスクと手作り品で効果がどう違うのかを押さえておきましょう。市販(不織布製)のマスクと手作り(ガーゼ)マスクでは、用途が異なります。
- 不織布製マスク:飛沫(ひまつ)の感染防止に使用します。風邪症状のある方に推奨され、飛沫感染にも一定の効果があります。
- ガーゼマスク:のどの保湿・保護を目的に使用します。咳エチケットとして使用することが可能です。
効果の違いを知って、それぞれのマスクを正しく使い分けるようにしましょう。
キッチンペーパーで作る「簡易マスク」
マスクがない!という時には、キッチンペーパーと輪ゴムで簡単にマスクを作ることができます。こういったキッチンペーパーのマスクでも、飛沫を防ぐ効果は期待できます。早速作ってみました!
用意するものは、キッチンペーパー・輪ゴム2本・ホチキスです。
まずは、キッチンペーパーをじゃばら状に折っていきます。
折ったキッチンペーパーの両端に輪ゴムをホチキスで止めます。
このように、ホチキスを斜めにすると1度で輪ゴムが止めやすいですよ!
両端に輪ゴムを付けたら…
完成です!時間は30秒程度でできてしまいました!
装着してみると、想像以上にしっかりフィットしてくれます。隙間もほとんどありません。
今回試した23cm四方のキッチンペーパーの場合、女性の顔のサイズにぴったりでした。男性がつける場合は輪ゴムを長いものにしたり、2つ組み合わせたりするなどしたほうが良いかもしれません。
配信: 防災ニッポン