妊娠はとてもおめでたいことです。近年では、高齢出産も増えていますが、その一方でやむをえない事情で赤ちゃんを諦めなければならず、中絶を選択する方もいます。
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今回はポートサイド女性総合クリニック ビバリータ 院長の清水なほみ先生にご回答頂きました。
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40代の中絶が増えているというのは本当ですか?
何かのニュースか記事で「40代の中絶が増えている」という話を聞きました。
これは本当なのでしょうか。
高年齢での中絶は肉体的にも負担は大きのでしょうか。
妊娠総数に対して「中絶」を選択する割合は40代の方が高くなる
40代の妊娠件数そのものが少ないことと、中絶件数の総数はここ数年減少傾向であることから、一概に「40代の中絶が増えている」とは言えません。
2015年度の統計データでは、
40代後半の出生数:1,307人に対し、中絶件数は1,340人。
40代前半の出生数:53,261人に対し、中絶件数は16,368人。
30代後半の出生数:228,919人に対し、中絶件数が31,765人。
「件数」だけで比較すると、20代や30代の中絶件数が多いことになりますが、妊娠総数に対して「中絶」を選択する割合は40代の方が高くなるといえます。
40代の中絶の理由として挙げられるのは、
などが多く、ほとんどが避妊に対する認識の甘さから発生するものです。
配信: 35style